2021年海星中学校学校案内
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 次期中学校学習指導要領の主体的・対話的で深い学びに向けて、ICTを活用した教育活動は特に効果的であると考えています。これまで教師は生徒からのプリント課題提出や、筆記試験などで学力を判断していました。ICTは、そこに至るまでの一人ひとりのプロセスをリアルタイムに把握し、早いタイミングでのつまづきを可視化でき、それを元に適切なアドバイスをすることができます。また、生徒会活動においても、些細な意見をも拾い上げ、全員参加型の活動ができます。まだまだ可能性は無限で、教職員で意見交換しながら挑戦したいと思っています。中学ICT/森  真琴(数学)TEACHER’s Voice生徒全員参加型の教育活動を目指す 本校では、平成31年度より、1年生と2年生の全保護者に、お子様が学校で文房具として使用できる個人用の端末、Apple社のiPadの購入をお願いしました。令和2年度現在は、中学全学年生徒がiPadを持ち込み、学習活動に活用しています。 購入していただくiPadは、Wi-Fiモデル、セルラーモデルにかぎらず、Apple pencilが使用可能で、サイズが9.7インチ以上のものを推奨し、ご自宅でお持ちであればその端末も使用できるようにしています。学校にいる間は、各教室に設置してあるアクセスポイントを通じて、生徒の一斉接続が可能です。効率の良い学習スタイルを自覚させる 教員が作成したPDF(デジタルノート)をMetaMoJi ClassRoomを利用して授業中や、配信し、生徒は配信されたノートに学習の記録、課された宿題に取り組みます。教員は生徒一人ひとりのノートにリモートでアクセスし、理解状況をチェックし添削します。ペーパーレスになったことで、生徒は学習すべき内容のすべてが手元にあり、いつでも隙間時間にでも学習できます。理解が不十分な単元は、スタディサプリで授業動画を復習として視聴したり、予習として視聴してから授業を受けるような学習スタイルも可能となります。積み重ね学習が特に必要な数学は、数学は人工知能型学習教材Qubenaで弱点となる単元を繰り返し学習するなど、学び直しが可能です。 以上のように時間を有効活用するには、アプリの特性を生かし、自身が自覚して学習方法を工夫するような、自立して学習ができる生徒を育成します。これからのICT教育を考えて一人一台だからこそ、できる環境 MetaMoJi ClassRoomのグループ学習モードでは、教員がデジタルで用意されたワークシートへ自由に書き合うことが、同じ場所でなくても、双方向のやり取りをしながらの意見交換ができます。それにより短時間でグループ学習が可能となり、発言が得意でなかった生徒に時間を確保できるので、全生徒の参加が自然に遂行されます。 また、協働学習で学んだ学習の記録は、随時eポートフォリオへ入力することで、自己の振り返りがしやすい環境をつくります。協働学習をスムーズに運営する 私はこの海星中学校に入学してiPadとApple Pencilを使用して授業を受けるというスタイルに初めて出会いました。歴史では図で解説され、理科では動画だったり手にとるようにわかります。「色」をほぼ無限に引き出せるので、色分けして工夫したノートが可能です。iPadから宿題などを呼び出せて、自分の好きな時間でも宿題を進めることができます。 iPadは学校で機能制限がかけられますが、正しい使用をしていたら制限はどんどん解除されていきます。みんなが正しい使い方をすればさらに無限の可能性を生み出せるデバイスになると私は思います。機械が好きな人はもちろん、機械が苦手な人でも将来ほぼ確実に使用することになるコンピュータに触れると言う面で、iPadを使用した授業は画期的な取り組みだと思っています。 これからの社会を生き抜いていく上で、デジタル機器類を扱うことは必要不可欠になります。しかし、インターネット上のトラブルは学校では把握しにくく、重症化してから表面化することがほとんどです。本校では、「生徒個人用iPad利用規約」を掲げ、正しく利用できるように、体験を通じて情報モラルを教育します。情報リテラシーを育てる 一人一台の環境だからこそ、教員が行う授業が変わります。それによってICT教育活動は加速度的に発展します。いかにして生徒へ授業内容をわかりやすく訴えるか、今まで不可能とされていたことが可能になります。生徒により主体的に取り組ませるような授業や教育活動を、さらなる挑戦できる環境となります。人対人とデジタル機器を用いたコミュニケーションを融合した学習を高めていくことが可能となります。思考力・探究力を高める授業student’s Voice無限の可能性聖マリア学院小学校卒業 中学2年川渕 健心ICTeducation07KAISEI JUNIOR HIGH SCHOOL 2021

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