海星中学校 学校案内2024
3/16

〈学園理事長からのすすめ〉 海星学園中・高で学ぶ3または6年間は、カトリックの宗教観に根ざした教育で、皆さんが円熟した人格者となるようお手伝いをします。 特に人として大きく成長する年代の皆さんには、情操的分野の発達に学校を挙げて取り組みます。すべての学校教育の活動はその上に立っています。 132年前に長崎の地に降り立ち、“海星”の創立に携わった宣教師たちの、熱い人間教育への思いや使命感を、今も後輩の先生たちが受け継いでいます。 その理想は「創立の精神」として、『神愛・人間愛』の実現をモットーに邁進しています。 海星で学ぶあなたは“何を学ぶのですか?”必ず自分に問いかけてみてください。 心理学で「モラトリアム」という言い方があります。子供と大人の境目とか、アイデンティティを見つけるまでに試行錯誤が許される一定期間とか、大人の領域に踏み込むことに何かしらの躊躇 海星学園は明治25年(1892年)長崎の「浪の平」に海星学校としてカトリックの修道会マリア会によって創立されました。創立当初は多くの外国の生徒が在籍し、また先生方も外国籍のマリア会会員が多くまさに国際色豊かな学校として知られていました。そのために、多様な価値観を尊重し、他者に対しての感謝の心を大切にして共感力を高めることを学園の教育目的としていました。自分のためだけではなく周囲の人々のために生きようとする心を培うことが大切だと思います。海星学園は今年(令和5年)で創立132年目を迎えています。時代の流れの中で海星は常に成長してきました。平成18年(2006年)には海星高等学校が男女共学になり、平成22年(2010年)に海星中学校も男女共学になりました。創立以来、卒業生は3万名を超え各界で活躍しています。 海星中学校で経験することは、これからの人生のために、とても大切なものになるものです。皆さんは海星中学校で多くのことを学びます。仲間と共に机を並べ学ぶこと、仲間と共に部活動で汗を流すこと、仲間と共に話し合い学校行事を作りがある時期のことを言うそうです。折角与えられたこの時期に、先生たちの協力を得て、この先、人生で遭遇するかもしれない多くの経験を、先取りしようではありませんか。友達、先輩、クラブの仲間、先生たちと心を開いたフランクな出会いの経験をしましょう。 成功や失敗・挫折、勝利や敗北、歓喜や悲哀の体験をしましょう。その中で知識や行動力、リーダーシップを身に付け、感受性や他の人との交流の喜びを体験するのです。それが感性を磨き人間力・人間愛を育むことになります。 こうして卒業の先には、希望と勇気と愛に満ちた未来が広がっているに違いありません。上げること、また、ご家庭で培われてきた「挨拶をすること」「服装などの容儀のこと」「マナーを守ること」なども仲間と共に磨きがかけられていきます。皆さんの生活する環境が家庭から社会へと変化する道標としてあるのが海星中学校です。海星中学校での生活の中で仲間と共有しあう時間のあることが大切だということが理解できるでしょう。「共に過ごすことの大切さ」を理解し、お互いに信じあい、社会の一員として「ここにいる自分」が重要だということを知ってもらいたいと思います。そのような空間と時間があるのが海星中学校です。生徒の皆さんが学校を楽しみ、するべきことはしっかりとする皆さんの成長を助けられることが私たちの喜びです。学校法人 海星学園 理事長学校法人 海星学園海星中学高等学校 校長-�-あなたたちは地の塩・世の光である坪光 正躬武川眞一郎

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る