今年で4回目の出場となるTeamKAISEI
メンバーは若手のOB中心でした。
TeamKAISEI
1.藤永大真(海星高校3年)
2.吉田唯将(三菱重工)
3.鈴木孝昌(HOS小阪テニスクラブ)
4.井口裕大(フリー)
5.加茂孝介(TB)
6.橋川広太郎(プリンス)
今年は東京から井口(海星ー明治大学)、大阪から鈴木(海星ー神戸学院大学)が駆けつけてくれました。
毎年メンバーを集めることに尽力いただいている大塚さんも、今年は毎年参加していただいていた黒田さんの欠場もあり、チームとして物足りなさを感じていました。
外から見ていても朝から、勝敗よりもお祭りの雰囲気が感じられるものでした。
しかし、その雰囲気を一蹴し、メンバーを優勝するという気持ちに変えたのは藤永大真(3年)でした。
藤永は前日のがんばジュニアでも身体の状態も良くなく、不完全燃焼で大会を終えていました。
前日の疲れもあり、満身創痍の状態の中でも、朝からチームに「絶対優勝しましょう」という言葉をかけたそうです。
本人がチームにかけた言葉で、大塚さんだけでなくチームにスイッチが入りました。
そして、試合の上でも、団体戦ナンバー1として確実に1ポイントを奪っていく姿勢で優勝に貢献しました。
前日の内容から、がんばカップであれだけの集中力でプレーし続けることが出来たのは、団体戦にかける思いと海星愛を感じました。
4月からは甲南大学に進学が決まっています。
主将ということもあり、3年間一番指導してきた選手ですが、最後に見せた姿勢は一人の人間としての成長を感じるものでした。
大学でも活躍できるように、これからの期間も有効に時間を使って欲しいです。
そして、シングルス2に出場し、全勝した吉田唯将(三菱重工)は決勝でも足をつりながらも気迫で勝ちきりました。
何度も苦しい場面がありながら、自分を鼓舞し続け、優勝を決めるタイブレークを制しました。
高校生にとって一番良い見本となっています。
そして、ダブルスに出場した鈴木・井口は準決勝・決勝と競り負けましたが、チームに欠かせないムードメーカーとして、役割を果たしてくれました。
2人ともに、プレイヤーとして試合に出ているわけではなく、今回の機会で忘れていた感覚を必死に取り戻していました。
そして、毎年参加して頂いている加茂さんや橋川、海星OBの方々の応援が力となり、悲願の優勝を果たしました。
夜には海星OBによる懇親会が行われました。
今年は新しいOBも加わり、OB同士の顔ぶれも変わっていきます。
OBが話す話題はいつも高校時代の失敗談ばかり。
しかし、高校時代の失敗が今の糧になり、今でもテニスを続けている要因になっています。
成功体験を積んだことだけが、高校時代の思い出のOBは誰もいません。
失敗しても、失敗しても、やめることなくやり続けてきたからこそ、以前よりも成功に近づいていることを実感出来る「今」があります。
現役部員には「今」は辛く厳しいものかもしれませんが、後からやってくる「今」のために何度も立ち上がる気持ちを大切にして欲しいです。
TeamKAISEIの応援ありがとうございました!!
また、来年もよろしくお願いします!!