14(土)に行われた第7回がんばらんばカップ。
7年目を迎えた今年は長崎県勢初の日本リーグチーム「あきやま病院」が参戦。
今年の大会は、プロ選手たちのプレーを観ようと長崎県テニス愛好家の方々やテニスコーチなどが会場に足を運んでもらいました。
朝の早い時間から会場入りし、準備を始めるプロ選手たち。
試合に入ると、中学生・高校生相手にも隙を見せずに圧倒していきました。
そして、試合後には身振り手振りを合わせながら、気持ちのこもったアドバイスをくれました。
中学生の1人がアドバイスを求めると、1人の選手として振る舞いや態度を一喝されました。
それぐらいプロ選手たちは形式張ったアドバイスで終わろうとせず、本質に迫っていく内容が多かったように思います。
長崎県の選手たちに伝えたい思い、1人の選手として自立するための心構えを示してくれたと思っています。
ジュニア選手たちに対する刺激だけではありません。
準決勝では同じく長崎県を引っ張る実業団チーム親和銀行、決勝では鹿屋体育大学主将の北村を中心としたTeamKAISEIと対戦。
特に、親和銀行の選手たちは、あきやま病院が自分たちよりも先に日本リーグ昇格を果たしたことに危機感を感じています。
今の現状に満足することなく、新しい取り組みや活動が求められているはずです。
改めて、あきやま病院だけでなく自分たちが長崎県を引っ張るというプライドが今後のモチベーションとなってほしいと思っています。
しかし、一方で大会中、長崎県のジュニア選手たちを見ていて、がっかりすることが多かったです。
準決勝からは、1位トーナメントのみの実施として、2・3位チームに関しては16時からの強化練習会の前に試合観戦をしてもらうつもりでした。
しかし、あきやま病院試合中に、ジュニア選手の中にはゲームをしたり、壁打ちをしていることもありました。
これ以上ない環境を与えられていても、響かない状況が今の長崎県テニス界の現実を表しています。
ジュニア選手だけでなく、高校生にも同じことが言えます。
群れていることで安心感を得て、一歩踏み出さないことが多い。
今しかできないことに夢中にならずに、その時の自分自身の感情に負けてしまう。
情けない姿をプロ選手、そして、特に長崎県のために力を貸してくれた穐山監督に見せてしまい申し訳なく感じています。
長崎県の選手たちには、あきやま病院の選手たちがリスクを背負って参加してくれたことを理解して欲しい。
そして、間違った行動をとったと思う選手たちが、この経験を必ず活かしてほしい。
これが長崎県テニス界の分岐点であってほしいし、そうするために今後はもっとつながりを持った強化事業に励んでいきたいと思います。
あきやま病院や親和銀行・フンドーキン醤油の選手には、全試合終了後強化練習会にも参加してもらい、多くのアドバイスをもらいました。
「もっと良いボール打とう」
シンプルですが、いろんな意味を含んでいる言葉です。
試合でも練習でも技術的にアドバイスされるのは基本的なことですが、あとはそれを実行する選手たちの意識の差だと思います。
がむしゃらに練習に励むのではなく、意図を持ち確実なレベルアップを感じながら今後も進んで欲しいです。
来週には、日本リーグ2ndステージが始まります。
残り3試合で3勝すると、決勝トーナメント進出の可能性も残されています。
長崎県テニス界全体で、「あきやま病院」を力の限り応援しましょう!!
明日も応援よろしくお願いします!!