テニスシューズを選択していく中で、多くのメーカーが最先端の技術を用いてシューズをよりよくしています。
海星高校はこれまでウィルソンとチーム契約しながら、ウェアサポートに始まり(現在はエレッセ)、ラケットやバッグなど様々な武器を手にしてきました。
OB選手たちも卒業後も好んでラケット・シューズを愛用しています。
その中でも、現役時代は多くの選手がウィルソンのシューズを履く機会は、大会時に限られることが多くありました。
ラケットやバッグは普段から使用して使い慣れ、自信を持ってコートに立っているのに比べるとシューズの扱いが低いように思いました。
以前は他メーカーと比べても、見劣りする部分が多くありました。
現在は他メーカーが走る傾向に流されないウィルソン路線を突き進んでいます。
現役の選手たちに聞くと、履きやすさやフィット感に満足しているという答えが返ってきます。
問題は、シューズメーカーとしての世間の認知度やショップなどでの目につく頻度の少なさでした。
11月の九州選抜以降、選手たちとも話をして練習から、積極的にウィルソンシューズの良さを体感していくようにしました。
ウィルソンは世界トップシェアのラケットメーカーだからこそ、シューズによる動きの向上だけでなく、ラケットでボールを捉えるインパクトの瞬間のパワーまでの「流れ」を作るシューズになっています。
それまでの他メーカーシューズでの練習と比べると、活動することの多いオムニコートの中でのグリップ力に差が出てきている印象を受けます。
足でしっかりとコートを掴んで、地面からパワーを生み出すために必要不可欠な要素です。
最近は高校生が軽さやクッション性に飛びついてシューズを選んでしまう傾向にあるので、力強い動きにつながるシューズを選んでいくことが必要だと思います。
さらに、長く使っていくことで、クッション性のある柔らかさによる疲れにくいという錯覚から、本当の意味での「疲れにくさ」を実感出来るはずです。
もちろん疲労だけでなく、九州選抜前からウィルソンシューズを履きだして結果を出してきたのが、1年の田中翔です。
サーキット大会2大会で決勝進出、1大会で優勝。
シューズが無名の選手に変わるきっかけを与え、本人の持っている能力を最大限引き出してくれています。
また、全てのシューズが「サロモン」との共同開発のため、他メーカーにはない独自の試みがこれからも続くはずです。
ウィルソンの方と話しているとよく耳にすることは、どのメーカーもやっていることに疑問符を投げかけているということ。
これからも本当に良いモノだからこそ、選手自身が製品を理解し、その機能や性能に100%の信頼を置いてプレーすることが必要です。
今後もさらなる成長を続けるウィルソンシューズとともに結果を出していくことで、チームウィルソンとして様々な場面でアピールしていければと思います。
明日も応援よろしくお願いします!!