先日の九州ジュニア県予選の会場でよく見られた光景として一つ印象に残ったことがありました。
ジュニア選手が試合後に、対戦した選手の保護者をさがして「ありがとうございました」と挨拶に行くこと。
もちろん、対戦させてもらっての感謝の気持ちを伝えているのだと思います。
しかし、この風習はいつから始まったのかわかりませんが、その意図や必要性はあまり伝わってきません。
対戦した相手と試合後に握手を交わすことで、勝敗関係なく互いの健闘をたたえ合う必要性は感じます。
その後の保護者への挨拶回りは、対戦した選手同士がベストを尽くし、認め合う関係になること以外に、選手に対する負担が高まっていると感じました。
もちろん、長崎県大会だけでなく、各地域大会や全国大会でもそういった光景が見られます。
しかし、高校以上のステージでは、そういった場面をあまり目にしません。
それは選手が保護者への感謝の気持ちを忘れたからではなく、選手としての自立心が芽生え、視点が対保護者ではなく、対選手へとしっかりと向いていることを意味しています。
ジュニア大会の会場では、子どもたちが親の視線を気にしていたり、必要以上の関わり方をしている保護者が多くいます。
選手も、保護者も適度な距離感で大会に臨むことで、より良い大会になると思います。
海星高校に入学してきた新1年生の中にも、まだまだ中学生までの状況を変えきれず、適度な距離感を保てない選手もいました。
保護者への感謝を忘れることなく、今後は一人の選手として自立した行動をとることが出来るように声かけしていきたいと思います。
明日も応援よろしくお願いします!!