インハイ中止

今年のインターハイの中止が正式に決定しました。

史上初の出来事で、誰も簡単には理解することも出来ません。

多くの方々は、目標がなくなったことによるモチベーション維持の難しさについて心配されていると思います。

ただ、私自身はそうは思っていません。

目標がないと前に進めないと思う人は多いかもしれません。

しかし、これからの人生において、いつも目標があるとは限らないし、目標がないことのほうが多いと思います。

部員からも中止の決定に対して、目標が無いことの嘆きやそれでも見つめなおして頑張るというメッセージが届きました。

その選手に対して、以下のことを伝えました。

IMG_3218

確かに目標を掲げることで、前に進みやすくはなるかもしれない。

しかし、それだけが前に進む要素にはならない。

何気ない日常に、自分自身が楽しいと思うことは必ずある。

読書や食べること、テニスを見ることが楽しいなど、自分がワクワクする経験を追い求めていくと、自ずと前に進んでいく。

そして、下宿生や寮生は、実家にいるだけでは気づけない人間関係や生活習慣も感じることが出来ている。

自宅生は何気ない生活を送ることのできる環境を作ってもらっている。

何気ない日常は、自分を前に進めてくれていることに気づけたら、人生の中で「今」の瞬間は意味があることに気づけるはず。

前に進もう。

OBからのメッセージ第4弾は、私の2つ上の先輩である江崎さんからです。

20200426140632_p (1)

*22年前、連覇が止まった年。(江崎さん2年生当時:右端)

江崎さんが3年生の年から、今の21連覇は始まっています!

東山手倶楽部の始まり

私は、1997年4月に入部し1年時には別の下宿先で生活しておりました。当時、亨先生より下宿を始めるとのお話を頂き、前下宿先の大家さんから快く送り出された事を覚えております。このご縁があり2年時から初期下宿生として東山手倶楽部でお世話になっています。

 私自身は硬式テニス初心者でしたが、東山手倶楽部で生活する事は大きな転機となりました。正直私は浜町アーケードを意味なく歩く事(=雨天を祈る事)が大好きだった為、当時は学校と下宿の往復の生活は、初めは寂しい気持ちだった事を覚えております。しかし、実際生活をして、真逆の考えに変わりました。

 ・部活帰りに坂道を登りながらの部員との反省会(テニス・恋の話※妄想など含)。
 ・世界3大夜景を望める景色。
 ・亨先生のスピーカーを通して「ごはんぞー」で起きて食べる朝食。
 ・月に1回奏でる「男ばかりのハッピーバースディ」。
 ・遠足帰りに下宿生と撮影する(男ばかりの)プリント倶楽部。※写真あり
 ・遠足弁当で2ヶ足りなかったハンバーグ(実は前夜に私が食べました・・)。 

20200426141221_p (1)

 同じテニス部員と共同生活を行う事で、トレーニングの意識やテスト勉強への姿勢を見習う事が多かったです。それは後輩であっても参考にしていました。
翌1998年2年時の県高校総体ではベスト4で敗れたものの、テニスチームとして成長していく姿が素人の私でも感激するほど伝わってきました。※写真あり

翌1999年3年時には団体・ダブルスと県高校総体で優勝させて頂いたのもこの環境があった事と、高校テニス引退後も東山手倶楽部内で受験勉強を亨先生にご教授頂き、意中の大学に進学出来た事を感謝おります。※写真あり

20200426140736_p (1)

現役の皆さんへ:
今、世の中の情勢がこれまで体験した事の無い状況にあります。大人も同じです。
この状況・環境から、これまでの恵まれた環境への感謝を振り返るとともに、今の状況を経験した事を財産に出来る様、今できることを行いましょう。
私たちの先輩は、敗戦・地震・津波・台風・水害にあっても立ち上がってきました。
「振り回し」で鍛えた精神と足腰で、立ち上がり、前を向いて、テニスコートに立てる準備・イメージを行って下さい。準備が何か月・何年なるかもわかりませんが、この時代を生きている、私たちの経験を財産にしましょう!

※おすすめの1曲 ザ・クロマニオンズ 「ナンバーワン 野郎」

海星テニス部 00年卒 OB 江崎健悟

いつも明るい江崎さんらしいメッセージありがとうございました!!

明日も応援よろしくお願いします!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加