今日、14時ごろに今年度の長崎県高校総体中止が決定しました。
選手達には、昨日の練習でも話をしましたが中止が正式に決まったので、再度集めて話をしました。
また、今日の決定を受けて、NHK長崎放送局から片平アナウンサーが取材に来られました。
片平さん自身も愛知県の伝統校である名古屋高校テニス部出身(主将)ということで、現状に対する高校生の反応を心配されていました。
取材を受けていて、高総体の中止により3年生が頑張る意味を問われました。
今の3年生は、昨年の高総体で昨年の3年生が輝いている姿を見て憧れを抱き、次は自分たちの番だと感じていました。
3年生は大会中止を受けて、大会での活躍・憧れを抱かせる背中を見せることは出来ません。
しかし、3年生にとっては大会がなくなっても、1・2年生に伝えるべきことがあります。
今の厳しい状況の中で、後輩たちにどんな背中を見せられるか、何を残せるのかを考えてほしいです。
1年生は入学式後すぐに休校になり、部活動で初めに学ぶべきことや先輩から教えられることを受けていません。
3年生として、自分たちが受けてきたことを後輩に返していくことで、これまでの伝統は受け継がれます。
大会だけではない、連覇だけではない価値がそこにあります。
高総体中止を受けて、平成25年(2013年)高総体に出場した同期2人のOBからメッセージが届きました。
現役の皆さんこんにちは。
OBの北村翔平(鹿屋体育大学卒)です。
今学生の皆は辛く歯痒いと思います。ですが、この状況を乗り越えたら、当たり前の日常に凄く感謝できます。ネガティブな思考になりがちですが、逆転の発想で今出来ることを視野を広げて、創造力を高めて考えて下さい。この期間がプラスになるようお互い頑張りましょう。応援しています。
海星テニス部OB 北村翔平
海星高校テニス部のみなさま
海星テニス部OBの真崎(関西大学卒)です。
インターハイ、選抜、そして高総体までも中止になってしまい悔しい気持ちがあるもののどこにぶつけて良いのかわからない。
そのほか考えることたくさんあると思います。
高校生という今はテニスに限らず何か1つに熱中できる、人生の中で数少ない時間だと思っています。
実際のところ、社会人になっても高校同期と話をしていて盛り上がるのは高校の思い出です。
失敗したこともそうですし、嬉しかったこと、涙したことも全て今の糧になっています。
「俺らの最後の大会なくなっちゃったけど、それでもあれだけ頑張ってたよな、俺ら!」
なんていう会話ができる日が来るかもしれません。
それを語り合うためにも今があると思います。
モチベーションを保つことは難しいと思います。でも、大切な今を無駄にせず出来ることを全力で取り組んでみてはどうでしょうか。
僕ももちろん頑張ります。
みなさんが頑張っている姿を東口先生のブログ通して見て、元気をもらっています。
みなさんの頑張りが海星テニス部OBの方々はじめ、将来の自分にとって大切な時間になるはずです。また元気な姿を見れると嬉しいです。応援しています。
海星テニス部OB 真崎一渓
「だから、頑張れ!」
簡単にそんな言葉をかけることが出来る状況ではないかもしれません。
しかし、OBだからこそ、同じ環境で取り組み続けた選手だからこそ、「頑張れ」という言葉をかけることが出来ると思います。
OBの頑張り・励ましが現役に力を与え、現役の元気な姿・苦しい状況でも前向きな姿勢がOBに力を与えます。
今年もテニス部の伝統をしっかりと受け継ぐことが出来るように、主将の清原を中心に最後まで取り組んでいきたいと思います。
明日も応援よろしくお願いします!!