本日、第11回がんばらんばカップ開催しました!!
朝早く、柿泊コートに到着すると、長崎国際大学テニス部がすでに到着しており、準備を手伝ってくれました。
そして、本部準備をする中で、今大会から要項等の印刷をやめました。
SDGsの観点から、極力紙を使用しないで各自のスマートフォンでQRコードを読み取り、必要な情報を公開していきました。
また、読み取っていただいた情報は常に更新されている状態となり、結果や進行などを毎回本部に確認しにくることも無くしました。
大きなトラブルもなく、大会を終えることができ、また新たな様式で大会実施が可能だと実感できました。
大会は非常に冷え込む中でしたが、男女とも熱い試合が多く繰り広げられました。
3年ぶりの開催となり、前回大会で小学6年生だった選手たちは中学3年生になっています。
例年は中学3年生は高校入試準備のため出場することはありませんが、3年ぶりの開催ということもあり、男女とも中学3年生保護者の方々にご理解いただき、U16選抜チームを編成することが出来ました。
本村様・矢田様には、選手編成など含めて大変お世話になりました。
開始式では、長崎県テニス協会国体強化委員長である徳吉さん(長崎国際大)に挨拶をしていただきました。
「3年ぶりの開催ということもあり、各世代交流を目的としながらも、国体につながる強化となるよう各年代の真剣勝負を期待しています。」
13年前に始まった本事業ですが、当初は長崎がんばらんば国体に向けた強化が目的でした。
しかし、長崎県に必要なのは強化という一面だけでなく、普及を目的とした世代間交流が必要だと感じるようになっていきました。
先日、お知らせしたように長崎北高校男子テニス部の部員減少による廃部など、県内テニス人口はここ数年で大きく減少しています。
大会結果
第11回がんばらんばカップ結果 – 男子結果
第11回がんばらんばカップ結果 – 女子結果
大会副委員長である安居院先生から、女子表彰式において、この大会の意義を説明頂きました。
「女子は中学選抜が社会人選抜であるTEAM NAGASAKIを破って、初優勝を果たしました。おめでとうございます!中学生たちの優勝を決めたときの嬉しそうな顔を見て大会を実施して本当に良かったと思いました。しかし、忘れないでください。社会人選手であるTEAM NAGASAKIの選手達がいたから、あなたたちの嬉しい優勝があります。仕事をしながら、貴重な休日をこの大会のために使ってくれています。それはなぜでしょうか。社会人選手の彼女たちもまた、小学生・中学生・高校生のジュニア時代に多くの社会人選手たちに相手をしてもらったからです。続けていくことが大切です。中学生は小学生の見本となるように、高校生は中学生の見本となるように。この大会を続けていきます。だからこそ、あなたたちも社会人になっても出場し続けるようにして下さい。また来年待っています。」
出場し続けること、出場するために強くあること、ジュニア選手たちに必要な思いを話していただきました。
長崎県テニス人口増加のためには、一部のカテゴリーだけが増加のための取り組みをしていくのでは解決しません。
がんばらんばカップのように各世代交流をテニス人口増加の一つの手段としていくことが必要だと感じました。
様々な批判や改善点などあるかと思いますが、続けていくこと。
何事も始めることは簡単ですが、続けていくことが難しいです。
11年続けることが出来たことは成功といえるかわかりませんが、続けてきたからこそ見せられた姿があります。
男子では、TEAM KAISEIが長崎国際大Aを破り、2016年以来2回目の優勝を果たしました。
毎試合素晴らしいプレーの連続で、高いレベルの試合を県内選手たちに見せることが出来ました。
その中で、藤永大真さん(長崎J-star)は第1回大会で中学選抜で出場しています。(第1・2回大会は小学生なし)
第3回大会から加わった小学生選抜には、同じくTEAM KAISEIの井崎雄一くん(立命館大)も参加していました。
小中学生から始まり、様々なカテゴリーで出場しているからこそ、誰が相手でも手を抜かずプレーすることが当たり前になっています。
それは自分が受けてきた恩を返していくのではなく、恩を送っていることに近いです。
自分自身に恩を与えてくれたのは、自分より経験豊富な人たち。
がんばらんばカップは、受けた恩を「次の世代」へ送っていくことが出来る大会であり続けたいし、選手達にもそんな気持ちでコートに立ち続けてほしいです。
決勝で惜しくも敗れた長崎国際大学Aチーム。
大会を通して安定した力を示していました。
4月入学予定選手も2人参加しており、これからまた熾烈な競争が始まる予感です。
また、3年ぶりの開催となる中で、海星高校テニス部保護者の方々には温かい飲み物などを準備して頂きました。
まだまだコロナ感染が収まらない中で、例年のように炊き出しを準備するかも検討して頂きました。
アンケートにも、「また海星テニス部の豚汁が食べたいです!」と熱烈なオファーもいただきましたので、また来年保護者の方々と相談させていただきます。
寒い中で、空き時間を温かい飲み物で身体を暖かくし、世代間コミュニケーションを円滑にすることができました。
保護者の皆さま、本当にありがとうございました!!
大会実施において、アンケートを各選手・監督に回答いただきました。
がんばらんばカップアンケート
まだ回答が済んでいない選手・監督、会場でがんばらんばカップを観戦いただいた方も忌憚のないご意見をお聞かせください。
明日も応援よろしくお願いします!!