今日は3年生が学校に登校する最終日となり、各賞授与式が行われました。
テニス部では、特別表彰として長崎県高体連卒業生顕彰を藤永大真が受けました。
また、3年生は最後に練習にも参加し、後輩たちにアドバイスを送りました。
有江は、高校からテニスを始めて全国選抜メンバー入りした努力家です。
「教えることで得ることがある」
他の選手たちよりも経験年数が短い分、学ぶだけでなく自ら教えることでより吸収するスピードを早め、確かな知識と実力を身につけてきました。
山本は、どんな時にも前を向き、人を批判しない強さを持っていました。
「見えない目的を叶えるためには、見える目標が必要」
テニスが強くなりたいというのは見えない目的、だから勉強を頑張るという見える目標を一つ一つ達成していくと、自ずと見えなかった目的が近づいてくることを感じる。
秀島は、挫折を味わったことで自らの姿勢を正すきっかけを作りました。
「取り組む姿勢を変えたからこそ、本当の面白さを感じることが出来る」
テニスが面白くないと感じる時は自分の取り組む姿勢が悪い時、面白いと感じる時は目標を定め、自分の取り組む姿勢を正したから。
宮崎は、以前は不器用であるがゆえに失敗することを恐れ、何事にも消極的な性格でした。
「失敗してもいい、成功できなくても、出来ることを探す」
正解を見つけるまで動き出さないのではなく、まず相手の目を見る、恥をかくことで学ぶことが出来たことが成長の証。
永田は、殻を破ることの出来ない自分自身との葛藤を抱えていました。
「声を出すことはプレッシャーに勝つのではなく、自分に負けないため」
副将として周りを変えたいと思ったからこそ、自分自身を変え、周りに大きな影響を与えていきました。
そして、藤永は、「海星テニス部」という見えない重圧と3年間向き合いました。
「伝統は重い。だからこそ、今までのOBが背負ってきたものに敬意を示す」
海星は負けない、だからこそ、負けるところを見たいと周りは思う。
勝って欲しいと願われることよりも、圧倒的に負けを期待することの方が強い。
誰もが逃げたいと感じたことがあり、逃げることで重圧から解放されることを選ぶ選手もいる。
しかし、最後まで逃げることはせず、小さな背中で全てを受け止めました。
そして、この学年は藤永の代だと言われていますが、その藤永を支えたのは他の3年生でした。
上手くやるのではなく、全力でやることの大切さを学年全体で伝えてくれました。
この10年で一番まとまっていた代だと思います。
1・2年生がこの話を聞いて、どう感じたかはわかりません。
少なくとも、今のままではダメだと感じてくれたなら、意味のあるものだったと思います。
全国選抜がさらに楽しみになりました。
卒業式は3月3日。
笑顔で卒業式を迎えて欲しいです。
明日も応援よろしくお願いします!!