平成24年度 第65回生 合格体験記①

熊本大学 工学部 合格    小島中学校出身   馬場圭佑君
私は高校三年間、たくさんの人に出会い、色んな場面で一喜一憂してきました。体育祭・文化祭で仲間と切磋琢磨したり、日頃他愛ない話で笑ったり。今思えば、そんな日常がとても愛おしいです。授業、課外授業、学習合宿など二年生後半からは希望校を志望校に変え合格に向けての取り組みが本格的になりました。私が合格できたのは、学校生活で培った自学力だと思います。わからない問題は、その日そのままにせず、職員室へ行き、とにかく質問しました。職員室前にある学習机は、教室の自分の机と同じくらい愛着があります。先生方も質問には親身になって答えてくれたので、意欲が切れることがなかったです。
そのまま家に帰り続けて家でも勉強できたのは、日頃知らない間についていた自学力のおかげだと思います。夢は逃げません。夢が叶わないのは、自分が夢から逃げているからだと思います。夢を叶えるために一日一日を
大切にできた高校生活に私は感謝しています。

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九州電力  合格    野母崎中学校出身  北村幸一朗君
私はフロンティアコースに入学し部活動を頑張った三年間でした。私は演劇部に所属し、コンクールだけでなく、施設や老人ホームで練習した演劇を披露できたことが一番の喜びです。私は海星に入り部活動をするまでは何事に対しても最初の一歩を踏み出す勇気が持てず、とても消極的でした。しかし演劇を通じて自分が今まで挑戦したことがない分野で活動することによって、まだ自分の知らないことが世の中にはたくさんあることを知り、自分の中に挑戦という言葉が芽生えました。
また私は両親に少し恩返しをすることができたと思っています。私は両親にたくさんの苦労と心配をかけてきました。高校を卒業し就職すると決めたとき、少しでも早く進路を決めて両親に安心してもらいたかったです。しかし就職は簡単ではありません。もう一回といわれたら尻込みするくらい、三年生になってから、特に夏休みはとにかく勉強や面接、三年間の振り返り作文などにしっかり取り組みました。
担任の先生や進路の先生など、多くの方々にご指導いただき内定をいただくことができました。その間、何度も逃げ出して自分の好きなことをやりたいと思いました。
内定をいただき母にすぐ公衆電話で報告した時、自分の事のように電話口で喜んでいる母の声を聞いた時、頑張ってきて本当に良かったと心
の底から思いました。電話をかけながら涙で眼鏡が曇ったのは初めてでした。私は海星での三年間は常にたくさんの人達に助けられてきました。春から社会人となり、今度は私が多くの人達を仕事を通じて助け感謝される人間になるよう取り組みます。この先の自分の生活で、人の大切さを忘れず、海星で学んだ三年間を大事にしていきます。

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