海星高校 柔道部
柔道部
平成28年度 長崎地区新人大会 団体ベスト8・個人73キロ級ベスト8
平成28年度 武道始め柔道大会 軽量級ベスト8
決勝の相手は海星
2016年1月の記事
顧問 西川先生が顧問に就任して3年目。昨年度、実に37年ぶりに九州大会出場を果たした柔道部。
長崎市柔道協会主催(参加者 300名)・『第46回 長崎市武道始め大会』に参加し、ついに快挙を達成しました。
田中大地選手が、高2個人戦で見事優勝。
準優勝は、浦野誉之選手で、同大会決勝戦は幕を閉じました。そうです、決勝は海星柔道部チームメイト同士で行われたのです。
西川監督は、「小さな大会ですが、教え子から優勝者が出てとても嬉しいです。」と、素直に感激しきりでした。
自らも教員チームで現役選手として活動する西川先生。
自分の勝利以上に喜びもひとしおでした。
「地力は浦野選手に分がありますが、今回は必ず勝ちたいという気持ちを田中選手が前に出した結果だと思います。二人の素晴らしい決勝戦に胸が熱くなりました。」と、言葉を添えました。
遠征・練習試合・練習を、コツコツ繰り返しての成果。
合同練習の際、部員全員が一緒に移動できず、ピストンで時間差移動し参加することもあります。
部活動で学ぶことは、その競技技術だけではありません。
「自分たちの活動に、汗を流しながらサポートしてくれる人達がいます。その姿を見て何も感じない部員は一人もいません。」
西川先生は、「今回優勝した田中選手は、中学時代は大きな結果を手にすることがなかった選手です。かつて勝てなかった多くの相手に今大会では気迫で挑み勝ち続けたので、久しぶりに褒めてあげたいです。」と、選手の健闘に目を細めました。
昨日の祝日も、他校柔道場に出向いて胸を借りて練習に励んだ柔道部。
「多くの他校指導者の方々が、未熟な私たちに手をさしのべてくれます。感謝の気持ちを忘れず、長崎の柔道界を益々盛り上げていきたいです。」
ひとつの目標を達成した人から学ぶこと。それは成功の秘訣ではなく、上手くいかなかった時に何故あきらめずにチャレンジを続けることができたか、です。
柔道部の挑戦はまだまだ続きます。
海星高校柔道部の今後の活躍に、どうぞご期待下さい!
※写真は武道始め大会と柔道部活動の様子。
37年ぶりに九州大会出場を果たした柔道部
(2014年11月の記事)
37年前、あなたは何をしていましたか。
37年前。
柔道部・前顧問 田中先生は20代の青年。
着任した柔道部顧問の西川先生は、まだ生まれていません。柔道部員の皆さんも同様です。
先日開催された長崎県新人戦。
柔道部が37年ぶりに九州大会出場を決めました。
団体戦は5名で争う武道ですが、現在部員数は6名。
そんな中での九州大会出場。
職員朝礼時に校長が柔道部・九州大会出場を連絡すると、職員室は大いに沸き、盛大な拍手が起こりました。
高校から柔道をはじめた素人も在籍する柔道部。
彼らの取材に昨日昼休み、武道場を訪ねました。
道場には部員全員直筆の目標が貼られ、それが1つずつ達成されています。九州大会出場を決めた彼らは、とても誇らしげでした。
しかし、取材慣れしていない柔道部の諸君。
「本当にホームページに載せていただけるのですか!?」 喜びの半信半疑。
「ちょっ、ちょっ、どう立てばいいっすか!?」
「もっと凛々しい表情がいいですよね?」
「帯ばもっと、真っ直ぐ結ばんば!少し待ってもらっていいですか!」
一枚の写真を撮るまで、彼らの誠実な緊張感が伝わってきました。
「はい、いいですか。では、撮ります。」
カシャッ!
長期的な成功は、日々の小さなたった1つの成功・そして積み重ねです。
九州大会で彼らは、きっとまた大きな目標に出会うでしょう。
「体を大きくしたい!」
厳しい練習後に、ご飯を食べ続けた福岡遠征。
会場移動途中の昼食時間。
高速パーキングでも、まわりを気にせず一心不乱で食べ続けました。
「本当に僕たちが参加していいんですか?」 思わず圧倒された合同練習会。
あっけない初戦敗退に涙を飲んだ夏の金鷲旗。
胸を張って写真を撮るのが、やっとでした。
今回の新人戦。
昨年からの辛く激しい練習の成果が、たったひとつの小さな花を咲かせました。
西川先生は、「長崎県内、他校柔道部の皆さんに心から感謝したいです。部員の頑張りも勿論ですが、現在柔道部は少ない部員数です。部員と共に他校柔道部を訪問をさせていただき稽古を一緒にしていただいています。本当に感謝の言葉しかありません。」
いつも応援いただいている保護者の皆様へ感謝の言葉を述べた後、先生はそのように言いました。
俺たちの次の舞台は、九州。
長崎県代表として挑む。
もっと大きい課題をもってこい!
全部食べ尽くしてやる!
我ら海星高校・柔道部。