色とりどりの祈りをこめて ~イースターエッグ作りの一日~


2つの小学生対象セミナーのお知らせ

 

①「中学校を知ろう!」

3月に2回開催した小学生の皆さんを対象にした「中学校を知ろう」がたいへん好評につき、再開催が決定しました!

地元の中学校だけが、唯一の選択肢ではないのです。

将来の自分に有利な選択をするためにも、まずは「知る」ことが大切です。

小学生の皆さん、その保護者の皆様、本校ベテラン教員による本セミナーにお越しになりませんか?

お申し込みはこちらからどうぞ!

 

 

 

②「漢検に挑戦しよう」

本校の生徒と一緒に漢字検定に挑戦する小学生を募集します。

本セミナーのいずれかの回に参加されると、修了証を授与いたします。

この修了証を持っている方は、8月21日に本校で実施される漢字検定の受験をお申込みいただけます。

受験申込み方法については、セミナー内で説明させていただきます。

せっかくの機会です。一緒にがんばってみませんか?

 

 

お申し込みはこちらからどうぞ!

 

色とりどりの祈りをこめて ~イースターエッグ作りの一日~

 

春のあたたかな陽ざしの中、今年もイースター(復活祭)の季節がやってきました。

キリスト教においてイースターは、イエス・キリストの復活を祝う最も大切な行事です。

いのちがよみがえるという希望のメッセージを、私たちは小さなタマゴに託します。

本校では、カトリック研究部の中学2年生の中村真心(まこ)さんが中心となり、友人の同じく中学2年生の藤嶋茜さんとともに、今年もイースターエッグ作りを行いました。

参加者はたった2人。でも、その分、心のこもった丁寧な作業が続きました。

 

 

朝8時、カトリック研究部顧問の下村真哉先生の下、まずは130個のゆでタマゴを準備するところからスタート。

それぞれのタマゴが割れないように気をつけながら、慎重にゆでていきます。

 

 

デコレーションに使ったのは、市販の「聖句入りデコレーションフィルム」。

 

 

色とりどりのデザインの中に、聖書の言葉が添えられた美しい素材を、ひとつひとつ熱湯でタマゴに転写していきます。

熱湯にくぐらせることで、フィルムがタマゴの表面にぴたりと密着し、いのちのしるしとなるイースターエッグが完成していきました。

 

 

 装飾が終わったら、今度は袋詰め作業。

 

 

きれいにデコレーションされたタマゴに、小さなお菓子を添えて透明の袋にひとつずつ丁寧に入れていきます。

まるで春のあたたかな日差しのように、3人の優しい手作業が続きました。

 

 

こうして出来上がったイースターエッグは、およそ120個。

途中、お昼休みには下村先生が用意してくださったカレーライスをわいわい食べつつ、完成までにかかった時間は、朝8時から午後2時まで及びました。

2人の姿からは、心のこもったいのちのあたたかさが伝わってきました。

 

 

中村さんの感想

「私にとって初めてのイースターエッグ作りでした。はたして二人で何百人分のイースターエッグを作ることができるのか、初めはとても不安でしたが、先生と友達の協力もあり、楽しく作ることができました。来年は後輩に教えながら作ることができたらうれしいです。」

 

藤嶋さんの感想

「初めてこんなに大量のゆで卵を作りました。けれど、友達や先生と協力し、イースターエッグを作れたことは、とても大事な経験になったと思います!」

 

イースターエッグは、いのちの誕生や新しい始まりを象徴するものです。

それを一つひとつ手でつくり、誰かの手に届けることは、まさに“復活のよろこび”を分かち合うことでもあります。

 

今回つくられたイースターエッグは、校内の教職員に配布されました。

 

顧問の下村真哉先生

「手に取った方々が、この小さなタマゴから、希望やあたたかさを感じてくださることを願っています。」

 

 

春という季節が告げる「新しいいのちの芽吹き」。

その象徴でもあるイースターエッグに込められた想いは、作る人の手を通して、受け取る人の心へとやさしく伝わっていきます。

少人数での活動だったからこそ、一つひとつの作業に心をこめることができました。

中村さんと藤嶋さんの優しいまなざしと、下村先生のあたたかく丁寧なご指導が、このイースターエッグにいのちを吹き込んでくれたのだと思います。

 

この小さなたまごたちが、受け取った方々にとっても、春の訪れを伝える小さな贈り物となりますように。

 

みなさん、ハッピーイースター!