雨の後にかかる虹


オープンスクール開催決定!

 

8月8日(金)第1回海星中学校 オープンスクールを開催します。

新たに導入する入試制度の説明会に加え、授業体験、部活動紹介など盛りだくさんの予定です。

地域最大級の私学の学びに触れてみませんか?

お申し込みはこちらからどうぞ

 

 

漢検に挑戦しよう!

小学4~6年生と本校の中学1年生が並んで同じ講義を受けています。

いよいよ7月12日(土)が最終回となります。

合格に向けて本番同様60分で行う模擬試験には、小学生と本校の中学1年生合わせて16名が参加予定です。

検定本番は、本校にて8月21日(木)14:00開始となります。

漢字検定受験料は、3級が2500円、4級以下が2000円です。

中高生と並んで検定を受験することは、なかなかできない体験です。

セミナーお申し込みはまだ間に合います。一緒にがんばってみませんか?

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雨の後に虹はかかる

 

梅雨が明け、今週に入って空が一気に夏色へと変わりました。

 

 

今年は特に、この突然の暑さに驚かされます。

「熱中症に注意!」「こまめな水分補給を!」 そんな声が、テレビのニュースや学校のあちこちから聞こえてきます。

 

 

しかし、そんな中でふと思うのです、この“急激な変化”って、どこか子どもたちの成長と似ているな…と。

 

 

みなさんは、聖書に登場するノアの箱舟の物語をご存じでしょうか。

大洪水の後、ノアたちが箱舟を降りた空に、神さまは虹をかけました。

それは、「もう二度とすべてを滅ぼすようなことはしない」という、希望のしるしとして与えられた“約束の虹”でした。

 

 

子どもたちも、日々さまざまな“雨”を経験しています。

場合によっては今年の梅雨の時のように、線状降水帯のような急激な雨もあります。

気持ちが落ち込んだり、思いがうまく伝わらなかったり、誰かとぶつかったり…。

そんな中でも、少しずつ誰かを思いやったり、自分の気持ちを整理したりしながら、「あなたも、わたしも大切な存在」という大切な人間関係の在り方を学び、生徒一人ひとりがお互いに育っていきます。

外の環境が急に変わっても、体は少しずつ順応していくように、子どもたちの中にも、変化に適応していく“しなやかさ”が、確実に育っているのだと思います。

 

 

虹は、長い雨のあとにしか見えません。

そして、私たち大人が「きっと虹はかかる」と信じ続けること――その信頼こそが、子どもたちにとって何よりの支えになるのだと思います。

たとえどんな雨に打たれても、子どもたちは前を向こうとすることで、少しずつ自分の中に“しなやかさ”を育てていきます。

揺れ動く気持ちや予期せぬできごとに対して、自分なりに折り合いをつけながら、歩み続けるその姿は、大人の私たちにとっても希望です。

雨上がりの空にかかる虹のように――子どもたちはきっと、それぞれの“七色の虹のプリズム”を、しなやかに、そして力強く輝かせてくれると、私たちは信じています。

 

【お知らせ】

マリア会姉妹校である東京・暁星学園の7月1日発行の学園報(5ページ)にて、2月に行った海星中学校と暁星小学校の交流会の様子が紹介されましたので、お知らせいたします。

暁星学園報はこちらからどうぞ