元気に黙想


■第97回全国高等学校野球選手権大会
7月15日(水曜) 午前9時30分~予定 ビッグN球場
2回戦 海星ー《諫早農業 対 佐世保高専》
■第60回長崎県吹奏楽コンクール
7月31日(金曜)10時~10時15分出演(出演順2日目1番)

 

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雨模様の朝です。続く梅雨空。ただ、今日はいつもとは違う一日。

 

『うるう秒』

世界が定めた時間の進みと地球の自転の速度のずれを正すために数年に一度訪れる一秒間です。今日は午前8時59分59秒と午前9時の間に『午前8時59分60秒』が存在します。

 

たった一秒。いつの間にか通り過ぎてしまうかもしれない一秒。しかし、定期テストの直前の見直し、筆記用具の準備、有意義に使っている誰かにしてみれば、いつもより一秒も長い。

 

一秒の積み重ねが全てを形作ります。本日、本校は定期テスト2日目です。日頃の積み重ねを存分に発揮しましょう!

 

「5!4!3!2!1!…黙想!!」

 

さて、今日も校舎に響き渡るのは、『一分前黙想』の声です。中学校では集中して授業を受けるために、授業一分前からの黙想を取り入れています。

中でも特に元気に聞こえてくるのは、職員室隣にある中学一年生の声。

 

「最初は私が言っていたのですが、いつの前にか生徒が自分で言ってくれるようになりました。」

担任の先生の言葉です。

 

声を掛け合って、着席。掛け声、黙想。

 

哲学者である鷲田清一氏は「心や感情は目に見えない。そうであるのに皆がそれがあると感じているのは、その『振る舞い』に心を見ているからだ」とその著書で述べています。

 

笑顔から喜びを。切なげに涙を流すその表情から悲しみを。

 

目を閉じ、背筋を伸ばした姿勢からは落ち着きを。

クラスの皆が黙想によって落ちついているように見える。では、自分もこの動作によって落ち着くのだろう。

 

意識は無意識へと変わります。

 

もちろん、ほかにも落ち着く方法はたくさんあります。

 

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先日『第39回 宗像大社全国かるた競技大会』にてD級三位となり、見事初段へと昇段した百人一首部 中学3年生の谷口選手。

 

「試合中なら、ほっぺたを叩きます。試合前なら、競技とは全然違うことを考えます。」

 

高い集中力を要する百人一首。自らを集中状態へと導く準備も必要となります。

 

その方法は千差万別。また、たとえば、その方向が勉強へと変われば、集中法もまた変わることもあるでしょう。

 

 

ただ、皆で同じように行えば、『場』が変わります。

 

一人より二人、二人より皆で。元気な掛け声で始まった黙想は、今日も『積極的集中』を生み出します。

 

担当 松尾勇

 

※ 写真は中学一年生、百人一首部谷口選手。

 

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□男子・女子硬式テニス競技  H27 高総体 男子団体 優勝(17連覇)全国選抜大会出場・女子団体・準優勝 海星テニス部 HP
□ラグビーフットボール競技 H26 全国選抜大会出場 H27高総体 3位 海星ラグビーフットボール部HP