※海星ホームページTopには、様々なカテゴリがあります。詳細な行事予定につきましては、Topページ『月間行事予定表』からお入り下さい。
■マリア会姉妹校HP紹介
1888年(明治21年) 暁星学園創立 東京
1892年(明治25年) 海星学園創立 長崎
1898年(明治31年) 明星学園創立 大阪
1946年(昭和21年) 光星学園創立 北海道
西寄りの北風が吹く朝。
気温は5℃と昨日より寒さは緩みましたが、風のせいか気温よりぐっと寒く感じます。週初めには傘マークだった週末のお天気が、いよいよ雪だるまに変わりました。明日土曜日の予想最低気温は1℃、曇り時々雪です。
2日間のセンター試験に臨む高校3年生285名は、本日は出陣式後、午後から会場:長崎県立大学シーボルト校へ下見に向かいます。最後確認をともに行い、本番の舞台に備えます。
来週、17日(火曜)には海星奨学生入学試験、18日(水曜)はフロンティアコース入学試験、27日(金曜)は一般入学試験を実施いたします。
全ての受験生がそれぞれの成果を存分に発揮できるよう、心より祈願いたします。
さて、現在のセンター試験が行われるのも今回を含めて残り4回。
2020年度、現在の中学2年生から「大学入学希望者学力評価テスト(仮称))」が実施される予定です。
オックスフォード大学の研究によれば、20年後には現在の仕事約50%がなくなるという予測が立てられています。変化は少しずつ起きますが、20年のスパンで見ると、これは大きな変化です。
先を見る目が大事なのは当然ですが、まず見るべきは起点となる『自分』です。
新テスト2年目にあたる中学1年生は、昨日総合的な学習の時間において『自分』に向かい合い始めました。
書いているのは本校独自の『履歴書』です。
氏名から始まって、学歴、資格、学級委員や部活動での成績といった活動経歴、そして事前に行った職業適性アンケート結果をもとにした自己適性職業と現在希望している職業、その他趣味や得意教科などなど、項目が続きます。
自分自身をアウトプットしていく作業です。
最後にたどり着く項目は『中学校で頑張ったこと』。
ただ「○○を頑張りました」と書いても読んだ相手に、その頑張りを十分に伝えられません。
「どのようなことを努力したのか」「どれくらい継続しているのか」「積極性」「頑張りを経て成し遂げた結果」「現在の頑張り」など、具体性をもたせて人に伝わる『自分の頑張り』を文章にしていきます。
結果として必要となるのは自分自身を掘り起こし、それを伝えるだけの語彙力です。
「本を読まなきゃ、私の頑張りを相手に細かく丁寧に伝えられないな。」という『気づき』が、この履歴書作成作業で生まれる人もいます。
『頑張ったこと』を起点として自分という情報を出し尽くします。
情報をまとめ上げていくうち、今までより自信を持てたり、実は足りなかった部分を発見したり、満足げな顔やしかめ面など教室にはいろんな表情が浮かびました。
ミツバチの巧妙なダンスやアリの触覚、クジャクの求愛など、さまざまな生物の『ことば』は動物が情報を伝え合う生き物であることをあらわしますが、人間ほど情報を伝え合い、そのコミュニケーションが生活の主導的動機になっている生き物はいません。
まだまだ、『自分調べ』は始まったばかり。
※ 写真は昨日の様子。