合唱同好会ミニコンサート
雲がかかる朝、気温は２０℃。湿度を感じる朝です。
いよいよ始まる高総体、週間予報を見てみると、来週の中盤ごろに傘マークが顔をのぞかせますが、開会する週末はお天気のようです。天気が崩れず、選手たちが日頃の練習成果を発揮できるように祈るばかりです。
「部活動が終わったら高総体の応援に行きます！」と話してくれた中学部活動生。
高総体１週間後には、長崎市中総体が控えます。部員たちはお世話になっているお兄さん、お姉さんの背中から毎年いろいろなものを学び、自分たちの舞台にあがっていきます。
さて、今日ご紹介するのは運動部ではなく、『合唱同好会』です。
「楽しかったです！」
昨日、お昼休みに開催したのは『第１回合唱同好会ミニコンサート』。終了後に部長に感想を尋ねると疲れからへたり込みながらも、にこりと開口一番でてきた言葉です。
先日も海星ブログにてご紹介しましたが、今年度発足した海星中学校で一番新しい同好会です。。（合唱同好会記事）部員も８人と増え、ますます勢いに乗っています。
６月３日（土曜）に実施する第１回中学校オープンスクールでも、オープニングセレモニーにてその歌声を披露してくれる予定です。
「すごく緊張しました。でも、とても楽しかったです。こんなに来てくれるなんて思わなかったので、驚きました。少しでも合唱に興味を持ってくれたら嬉しいです。」
生徒や先生、教育実習生の先生も集まって、立ち見が出るほどの人気ぶりでした。
入り口や会場内には、部員たちが手作りで準備したボードや黒板メッセージが目を引きました。歌声以外でも来てくれた人への感謝や心づかいが光ります。
３曲、１０分間のミニコンサート。
前を向いて、堂々と歌声を披露しました。
「歌は人の心を動かせると思っています。多くの人の心が温かくなるような素敵な歌を歌っていきたいです。ハーモニーなど、まだまだ課題はありますが、浦川先生指導のもと、日々みんなで相談しながら頑張っています。」
先日、部長が話してくれた言葉です。
（合唱同好会の練習風景）
午後の柔らかな光が差し込む音楽室、１０分間と長い時間ではありませんでしたが、独唱、合唱、アカペラと様々なバリエーションの歌声を披露してくれました。
『歌う』の語源は『訴ふ（うったふ）』に由来するという説があります。
「聞いてもらいたい」「わかってほしい」というただひたすらな心情の表出であり、誰かに何かを強く伝えたいという願いが『うたう』ことの始まりであるといいます。
１曲目、２曲目、３曲目、緊張していた部員たちの表情がほどけ、想いよ届けといわんばかりの圧巻の舞台に、聴衆もぐいぐいと引き込まれていきました。
そして、鳴りやまんばかりの拍手。まさに『心を動かす』歌声だったのではないでしょうか。
「今日は来てくださって本当にありがとうございました。」
深々と一礼し、同好会が始まって最初の舞台が幕を下ろしました。
「夏に行われる『ＮＨＫ全国学校音楽コンクール』に参加したいと考えています。すごく厳しい大会なので、練習も大変になると思いますが、出場するからにも金賞を目指してみんなでがんばっています。もっとたくさんの人と一緒に歌いたいと思っています。少しでも興味があったら、是非見学に来てほしいです。」
合唱同好会の活動は始まったばかり。
今後もさまざまな場所で歌声を披露してくれる合唱同好会の活躍にご期待下さい。
※ 写真は合唱同好会の様子
