本日より『暦便覧』において「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明される『処暑』ですが、気温はすでに27℃。涼を感じた昨日朝でしたが、晴れ空のもと、再び暑さを予感させる1日の始まりです。
中学生は今週月曜日から後期課外授業が始まりました。
部活動や友人たちと遊んだこと、家族と過ごした時間、海星スケジュールには、休み期間中のたくさんの夏の思い出が記され、生徒それぞれが一生懸命に過ごした充実の日々に、思わずこちらの顔がほこびます。
第8回 全国中学大会女子の部 九州予選(ラグビー競技)
さて、昨日の高校百人一首部に続き、嬉しい話題が飛び込んできました。
熊本県にて行われていたラグビー競技『第8回 全国中学大会女子の部 九州予選』にて長崎県代表が準優勝を飾り、全国大会への進出を決めました。その代表メンバーとして、本校中学3年生 川内選手が選出されています。
〈 リーグ戦結果 〉
長崎県 34-0 鹿児島県
長崎県 7ー33 福岡県
「高校生と練習を行い、九州大会ではベストな形で試合ができるように備えてきましたが、思うようにいかず悔しい思いをしました。まだ、フィットネスがなく、後半になれば足が止まってくるので、走り込みを増やして最初から最後までベストパフォーマンスができるような体を作りたいです。まずは、1回戦突破が目標です。」
「チームとしてはコミュニケーションを取り、みんなで全国へ向かう意識を持つことを大事にしています。いつもお世話になっている先生、保護者の方への感謝の気持ちを忘れずプレーしてきます。」
長崎県としては初の出場権獲得となった本大会、全国大会は茨城県にて9月17日(日)18日(月)に行われる予定です。県勢の活躍を心からお祈りします。
九州中総体
さて、同様に九州の舞台で試合に臨んだのが、8月初旬に九州中総体に出場したサッカー競技、そして、体操競技 中学2年 伊東選手です。対戦いただいた各チーム・大会運営関係者の皆様ありがとうございました。また保護者の皆様、OB・OGの皆様におかれましては、いつもあたたかいご声援ありがとうございます。
サッカー競技は福岡県、体操競技は沖縄県にて大会が開催されました。
移動・宿泊・食事・気候、様々な場面で普段とは違う環境です。
沖縄県体操競技、大会が行われた8月4日(金曜)から6日(日曜)まで最高気温は33℃、実は連日35℃を超える猛暑日だった長崎県の方が暑かった大会期間でした。
しかし、それでも平地環境により海風が吹き抜け、32℃以上はなかなか気温は上がらないといわれる沖縄にて、現地の方々が「例年より暑い」とおっしゃるほどの真夏日の暑さです。
台風5号の影響で、風はあるものの、熱気のこもった体育館。
水分などの体調管理、器具の準備、コーチとの打ち合わせ、けがなく悔いのない演技をするために、一切気を抜けない状況が続きました。
福岡県サッカー競技、こちらも真夏日の気温となった炎天下、天然芝のグラウンドです。
熱中症対策として水分補給の時間も設けられた試合では、応援ともに水分準備などで、裏方としてチームを支えたメンバーの活躍も光りました。
「普段と違う環境だからといって惑わされないようにしよう。」
サッカー部コーチが選手にかけた言葉です。
暑さはもちろん想定済みで準備を重ねてきました。全ては日頃の練習、練習試合、遠征によって培ってきたことの延長線上にあります。
「練習以上のことを考えない。欲を出さずに強気でいこう。自分を信じて。」
こちらは体操競技コーチが選手にかけた言葉です。意識は高く、パフォーマンスはいつも通りに。
「長崎県がんば!」
同県選手への声援と惜しみない拍手が会場いたるところで聞こえました。演技終了時には「OK!」とねぎらう声。『県代表』としての連帯感をもって互いを激励します。
サッカー競技では、試合終了時にお互いの健闘をたたえ、両校応援団が相手チームへのエールを送りました。
そして、同じ九州代表として対戦チームの勝利を祈ります。
〈 サッカー競技結果 〉
1回戦 海星 1-2 人吉第二(熊本県)
〈 体操競技結果 〉
個人女子総合 25位(89人中)
サッカー部3年生は、10月に行われる県リーグまで大会は続きます。1・2年生は8月24日(木)に行われる『高円宮杯U-13 サッカーリーグ2017 長崎県FAリーグ』に臨みます。
3年生は集大成へ。そして、新しいチームも動き出しています。
「練習の成果が出ず、悔しかった部分もあります。次の大会では練習の成果をしっかり発揮し、満足のいく演技ができるようにしたいです。」
伊東選手は次の新人戦へ向け、そして、来年の中総体に向け練習を重ねています。
選手たちの次の活躍にご期待下さい。
※ 写真は川内選手、九州中総体の様子。