雲がかかる朝、気温は3℃。暖かな夜明けが続いたせいか気温より寒さが厳しく感じます。
先週14日(水曜)には各地方気象台より、中国、北陸、九州北部で『春一番』が吹いたと発表されましたが、まだまだ行きつ戻りつ季節は進んでいくようです。
暁星小学校来校
昨日は、暁星小学校の皆さんが修学旅行の一環で来校しました。。
海星より一足早く明治21年(1888年)に5人のマリア会宣教師によって生まれた日本初のマリア会学校『暁星学園』は、2013年にすでに125周年を迎えています。
暁星学園創設者は、アルフォンス=ヘンリック神父。
長崎・海星が長崎の真ん中東山手に位置するなら、マリア会日本初の暁星学園は、九段。靖国神社の隣に位置しています。まさに日本の真ん中。(当初は築地明石町・明治23年九段に移転)
ランタン彩る東山手、校舎見学を終えた皆さんは次の目的地へと旅立っていきました。
東京と長崎、離れていてもともにマリア会のもとで学ぶ。
マリア会・長崎の学び舎を訪れた児童皆さんの旅程が、実り多いものであることを祈願いたします。
(マリア会HP 暁星学園・大阪明星学園・札幌光星学園・昇華学園 )
強歩会
さて、先週16日(金曜)は『強歩会』を実施しました。生徒の通行に際し、近隣の皆様におかれましてはご理解ご協力をありがとうございました。
当時午後からの雨予報のため、距離を半分ほどに短縮しての実施とはなりましたが、それでも本校から女神大橋までを往復する約10㎞の行程でした。全体説明を受け、いよいよスタートです。
各クラス、各班ごとに歩きます。上戸町を経由する高低差のあるコースでしたが、中学1年生も難なく進んでいきました。毎日、オランダ坂を上り通学している脚力は伊達ではありません。
昨年は雨のため実施できなかったため、1年生2年生は初めての強歩会です。また、年ごとにコースは変化するため、3年生も初めて通る道でした。
「トンネルの中を歩いて通ったのは初めてかもしれません。」「海星からよく見てはいましたが、女神大橋ってこんなに大きかったんですね。」
目前に見えたのは魚見山トンネル。
長崎の文化財・魚見岳。私たち長崎人にはフェートン号事件といえばなじみ深い場所です。石火矢(火砲)22台が設置され、19世紀海外との窓口となった長崎港を見守った魚見岳。
昨年は267隻・105万人を超えるクルーズ船が長崎港には寄港しましたが、その長崎港に着岸離岸する際には必ず通る女神大橋が見えてきました。
干潮時にしか通ることができない大型クルーズ船もあるそうです。
長崎の歴史と今を文字通り歩きながら、生徒の皆さんはチェックポイントを通過し復路へ。
少しずつ疲労がたまってくる道のり。
歩く速さも変わってくる中、後ろを振り返れば、いつの間にか後ろの人との間隔が空いてしまうこともありました。
歩幅を合わせて歩くことは何も考えずにできることではありません。周りを見て、声をかけ、お互いを知ることで可能となることです。
そろそろ一緒のクラスで1年間。でも、やはり相手を思い、話をしないとわからないことだらけです。違う人間だから当たり前で、だからこそ、面白くもあります。
そして、最後の上り坂。
目線を合わせて、一斉にダッシュ。もちろん、1年間で通じるようになったものもたくさんあります。
「きつかったね、でも、楽しかったね。」
保護者の方々に用意していただいた、うどんの温かさが包み込んでくれた冬の思い出。
3学期もまだまだ、たくさんの時間を一緒に重ねていきます。
※ 写真は強歩会の様子。