照りつける日差しと木の葉を揺らすそよ風、駐車場の車の屋根から陽炎がうっすらと立ち上る景色。湿度はありながらも夏を感じた昨日に続き、本日も空には青空が広がっています。気温は20℃。
明日は高校第1回オープンスクール
明日23日(土曜)は、『高校第1回オープンスクール』を開催いたします。
昨年のオープンスクールは1300名を超える皆さんにご参加いただきました。今年も多くの皆様をお迎えします。
( 昨年度の高校オープンスクールの様子 )
海星ファミリー一同で皆様との出会いを楽しみにしています。
長崎観光地案内
さて、校舎から臨む今朝の長崎港は陽光を写す鏡のように輝いています。昨日まではアジア最大級のクルーズ船『クァンタム・オブ・シーズ』が停泊していました。
「先生、この前外国の方に道を聞かれました。案内している途中、どちらの国から来られたのか知ってる英語で尋ねてみたら『Russia』と返してくれました。習っていることが実際に使えたので、すごく嬉しかったです。」
話してくれたのは中学2年生の生徒です。
毎日のように異国からの客船が入港する『松ヶ枝国際ターミナル』。ほど近い場所にある本校には、観光を楽しむ外国の方に道を尋ねられた経験がある生徒が少なからずいます。
その中学2年生が『英会話』の授業で行ったのが『長崎の観光地案内』です。
英会話の授業を担当する本校ALTアレックス先生は、道案内を題材に選んだ理由の一つとして「教科書で習う文法で、長崎に住んでいる自分たちの『日常』を表現することができることをわかってほしかったからです。」と話してくれました。
アレックス先生に発音や表現の確認をしたり、読み合わせをしたりと準備に余念がありませんでした。
後から自分の発表を確認し次の発表をより良いものにしていくため、目の前にはビデオカメラがセッティングされています。
緊張の発表。終わると安堵の表情を浮かべていました。
「今まで習ったことがある文法で、簡単な道案内ならばできるのだとわかって楽しかったです。次は実際に外国の方に道案内をしてみたいです。」
海外研修に向けて
さて、国際交流と言えば、8月1日(水曜)~12日(日曜)まで、今年度も姉妹校のオーストラリア・シドニーにある『セントアロイシャス校』で中学高校両方の生徒が参加する海外研修が行われます。
15日(金曜)にパスポート申請の説明会が開かれました。参加生徒の1人は「多くの人と話がしたいです。あと、自分のピアノがどれくらい受け入れられるか知ることも海外研修の目的です。」と話してくれました。英語だけでなく、音楽を通じての国際交流も実現するかもしれません。
英語部ご紹介
英語の話題を最後にもう1つご紹介します。
アレックス先生も指導をする『英語部』が行っているのは7月13日(金曜)に訪れる『保育園訪問』の練習です。中高が一緒に活動する英語部では定期的に近くの保育園を訪れ、園児の皆さんに英語の歌を教えたり、一緒に英語のゲームを楽しんだりしています。
この日は『How are you?』というゲームの練習中。部員みんなで役割分担を決め、まずは部員の皆さん自身で楽しみます。「この楽しさを早く伝えたいです!」。保育園の園児の皆さんと交流できることを心待ちにしている様子でした。
If you talk to a man in a language he understands, that goes to his head. If you talk to him in his language, that goes to his heart.
(もしあなたが相手の理解する言語で話せば、それは相手の頭に届く。もしあなたが相手の国の言葉で話せば、それは相手の心に届く。)
これはネルソン・マンデラ氏の言葉です。言葉とは『伝えるもの』。相手の立場に寄り添えば寄り添っただけ心まで伝える言葉となります。
その第一歩は日頃の授業からです。土台をしっかり作って実践へと一緒に備えましょう。
※ 写真は英会話の授業、海外研修説明会、英語部の様子。