「先生、蝉の声が聞こえだしましたね。」
雨音の朝、午後には晴れ間がのぞき蝉の鳴き声が響いた昨日。湿度をはらんだ強い暑さに待ってましたといわんばかりの蝉時雨でした。
気象庁によれば沖縄・奄美が梅雨明けを迎えました。いよいよ夏本番へ季節は動き出します。
中学校 生徒総会
さて、今回ご紹介するのは高校と同じく6月22日(金曜)に行った『中学校生徒総会』の様子です。
高校生とは違い中学校の生徒会改選は11月です。そのため、『中学校生徒総会』は例年『生徒全員で学校をより良くするための取り組みを考えていく会』となっています。企画運営は生徒会執行部です。
前半は専門委員会からの報告です。
執行部によるクラスアンケートが行われたのは、さかのぼることちょうど1ヶ月前。生徒全員から吸い上げた意見要望は執行部によって集約され各委員会へと振り分けられました。
新たに取り組んでほしいことや取り組みの甘さが指摘された部分などについて各委員会で何度も話し合い総会の場での発表となりました。
後半は各委員会以外への意見要望について執行部が答えました。
「この回答について、何か意見はありませんか。周りの人と話し合って下さい。」
呼びかけに応じて会場からは様々な質問が飛びだし、活発な意見交換が行われました。
全校生徒の中で勇気を持って挙げた手。堂々と発表する生徒の皆さんに執行部も目を見て誠実に答えていきます。
「質問はあと1つだけ受け付けることができます。あとの質問は職員室前の目安箱に入れて下さい。」
意見は留まることなくあっという間に制限時間となりました。
「昨年よりも意見が出ていました。もっと皆が学校をよくしようと考えてくれたら嬉しいです。」
執行部の面々が安堵の笑みとともに話をしてくれました。皆で生徒会。他人に任せるものではなく、自ら考え自ら動くことで新しい流れが生まれていきます。
新しい季節へ。中学校の新しい流れも始まっています。
※ 写真は中学校生徒総会の様子