「悔い」を残さぬように


9月 8日(土曜)  ステラ模試  (高校)    会場:長崎大学 文教キャンパス
9月 8日(土曜) ステラプレップ模試 (中学) 会場:長崎大学 文教キャンパス
9月 9日(日曜)  第2回 海星高校 オープンスクール・クラブフェア 開催

  朝夕が過ごしやすくはなってきましたが、昼間はまだまだ強い日差しが照りつけてきています。

  8月31日から新学期が始まりました。生徒たちの元気な姿と、たくさんのお土産話から夏休みが有意義であったことを感じます。
 さて、金曜と土曜、本校では実力テストが行われました。

 始まるぎりぎりまで自習に取り組み最終確認をする生徒、整理のために集中する時間にしている生徒などさまざまです。

 解いている生徒の顔もそれぞれです。眉根をよせ、悩みながらも集中して取り組む生徒、すらすらと解き、時折にやりと笑いながら解く生徒、いずれにしても少しでも良い「結果」を残したいという意志を感じました。

 終わった後、話を聞いてみると「もっと勉強しておけばよかった。」と「悔い」を残している生徒がいました。

 「悔い」が残るとはどういうことなのでしょう?
 来週には「結果」が数値として現れます。
「結果」は目印です。自分の行ってきたことが自分の望むところまでたどり着いているのか確認することができます。
 だから、結果を上手く活用するためには「目標」が必要です。
「目標」を立て努力を積み重ね、「結果」を出し、そこで「反省」をします。

「悔い」が出てくるのがここです。 
 
 目標を立て、やらなくてはいけなかったことをしなかった時、残るのが「悔い」です。 やるべきことをやってできなったことは「課題」です。
 
 ここには大きな違いがあります。
 
「悔い」が残れば、次の「目標」は前と同じ「目標」です。
「課題」が残れば、次の「目標」は一歩進んだ「目標」です。
 
 一歩進むためにも、新しい学期を生徒と一緒に「悔い」の残らない努力をしていきます。

 
 「千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。」

  剣豪、宮本武蔵の残した言葉です。「鍛錬」という言葉は努力すること全てに当てはまる言葉です。
 「悔い」が残らないようにすることは非常に難しいことです。人間はちょっとしたことですぐに悩み、「悔い」の種になってしまいます。だから「千日」「万日」の「鍛錬」こそ「悔い」の残らない努力なのです。

 さて放課後、教室で生徒会の生徒が話し合いをしていました。
 議題は「学園祭」についてです。今年から海星中学校は単独でステージ部門を行う時間ができました。
 全体の中の一部ですが、「海星中学校」として行う学園祭。


 生徒たちは自分たちの意見を真剣に出し合っていました。

 
 
 担当の原先生も交え、打ち合わせは終わりません。

「生徒会の1年間の集大成として行う企画です。行動力も発想力もこの1年で成長しています。ぜひ、良いものを造ってほしい。」

 学園祭まで1ヶ月。
「悔い」のない生徒会活動だったと思えるような打ち合わせという「鍛錬」を続けていってほしいと思います。