第33回国民文化祭・おおいた2018 小倉百人一首競技かるた全国大会


深夜から降った雨がまだ残っています。山にも里にも冬の気配が感じられる立冬ですが、今朝の気温は18℃。少し気温が高かったせいか、今季節見かけなくなった蜘蛛の巣を今朝は見つけました。

寒くなると虫が巣ごもりをすることを『蟄』と言います。虫がいなくなると蜘蛛は活動しなくなります。ちなみに節気『啓蟄(けいちつ)』は3月初め。冬籠もりしていた虫が出てくる頃の節気です。まだまだ遙か先。

四季を感じられるのは日本の素晴らしい文化のひとつです。こと明治以前になじみのあった暦は、国土と固有の文化に根ざした時間を形にしたものでした。二十四節気・七十二候には私達が生活する日々の季節感・文化を見事に反映しています。

小倉百人一首競技かるた全国大会

10月27日、28日 大分県のダイハツ九州アリーナにて、 「第33回国民文化祭・おおいた2018 小倉百人一首競技かるた全国大会」が開催されました。 47都道府県に、中国・フランスの外国チームを加えた49チームで公式戦。

長崎県からは8名の選手が出場。中学2年生3名・高校1年生1名の合計4名が選抜され長崎県代表として出場しました。

予選リーグ

■第1試合 長崎県代表 4-1 高知県代表
■第2試合 長崎県代表 0-5 福井県代表
■第3試合 長崎県代表 4-1 沖縄県代表

予選リーグ2位。決勝リーグに進むことはできませんでしたが、自分達より段が高い選手の方々と試合できたことや、優勝した福井県と対戦した経験を通じて私達は多くのことを学ぶことができました。

予選リーグは3試合のうち2試合に出場し、どちらも勝利をおさめ主将も務めた中学2年生は「昨年に続いて2度目の出場でした。今大会は長崎県主将として出場させて頂き前回とは違う経験ができました。学ぶことが今大会もたくさんでした。」

別の選手は「A級選手とは初対戦でした。今まで以上に練習をして、強くなりたい気持ちが一層こみ上げてきました。」と、海外からも出場がある全国大会を通じての経験を、成長の階段として還元していました。

『強くなりたい』

願望は可能性の予感。願いの中に、未来の自分が隠されています。

私がなしえること、私がしたいと思うことは、想像力の中にあらわれる。私達はすでに密かに持っているものに憧憬を感じている。情熱をこめて未来を先取りすることによって、本当に可能のものが夢想された現実と化す。ー詩と真実

長崎県百人一首競技の活躍に、どうぞご期待下さい。

※写真は、大会の様子。