今朝は強い雨が降っています。六月、梅雨まっただ中。
六月の第三日曜は『父の日』です。『母の日』はカーネーション、父の日は決まりはないようですがバラやユリが贈る花といわれています。アメリカで男で一つで育ててもらった女性がお父さんへの感謝を伝えたのが始まりと言われる、この父の日。同国では祝日になっています。
海外の風習や伝統・文化など、多くの事が私たちの日常に伝わっています。私たちの文化も同様に他国へ伝わっていることでしょう。世界中の国々との交流は、日常生活の中から見いだすことができます。改めて知ると「発見」そして「感動」をあるかもしれません。
海星トーク
中学校では定期的にお昼の放送「海星トーク」が流れるのは先日お伝えした通り。基本的には毎週水曜12:15から、各クラスの文化委員が担当しています。
毎回力作が多い「海星トーク」
今年度からブログでもこの「海星トーク」の内容を、随時発信させていただきます。さて、今年のスタートを切ったのは実はこの文化委員5名です。
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私たちの教室があるステラ館階段に、数多くの英語が掲示されていることに気づいていますか?中学校側の階段は『単語や日常に使いやすいフレーズの言葉』、高校側の階段は『偉人たちの名言』になっています。
今回紹介する名言は、音楽室側の階段の一段目に貼られているものです。
“ Doubt is the origin of wisdom. ”
これはフランスの哲学者・数学者として有名な「ルネ・デカルト」の言葉です。
「果たしてこれはどんな意味か知っていますか?」間をおいてまるでそこに聴衆がいるように話しかける文化委員アナウンサー。
「正解は…『疑いは知の始まりである』という意味なのです。」
「私たち人間にとって何かに疑問を持ち続けることは大切なことであり、それこそが人生ではないでしょうか。どんなことでも『どうして?』『何でだろう?』と問いかけ、その原因を知るために、本質を知ろうとしなければ答えは見つかりません。」
海星のデカルトは語り続けます。
「本質を知ったことで終わりではなく、『これをどう活かすか』『活かすためにはどういう方法があるのか』などをよく考えていくことも必要とされます。」
何歳になっても「知りたい」という気持ちと何でも「知ろう」とする好奇心を忘れずに、いきいきと過ごしていきたいものだと、海星トークを聞きながら昼休みを過ごす教職員もいます。
私たちの人生にはまだまだ知らないことが山のようにあります。
これから知らないことにたくさん出会い、大きな喜びの数と同じくらい苦労することも出てくるかもしれません。そんな時には周りの人の力を借りてみると、見えなかったものが見えてくるかもしれませんよ。
「学ぶ」というのは、新たな知識と視点を身につけることでもあります。先人の言葉をきっかけに人生について考えた、2年1組文化委員5名の示唆に富んだ放送でした。
今日は階段のどんな言葉に気がつきましたか?
次回の「海星トーク」にも、どうぞご期待ください!
※写真は海星トークの様子(中学担当)