霧雨の朝。
しっとりと濡れたオランダ坂石畳の向こうに、うっすらと見える海星学園校舎。これを風情と言わずどう表現しましょう。今日は金曜日と言うことも手伝ってか、朝からのこの美しい景観に心が和みました。
ところで来週月曜日、6月15日は何の日かご存じですか?
実は日本で初めて暑中お見舞いのはがきが発売された日です。手書きの嬉しさは、昨日の海星ブログ・72回生OGの活躍を知らせていただいた手紙でもちょうどお伝えしたばかりです。文字にして、言葉にして誰かに伝える喜びや美しさ。
海星トーク
中学校校舎に流れるお昼の校内放送『海星トーク』今週の担当は、2年2組3名です。そこで、今日のブログは、この3名の取材をもとにお伝えさせていただきます。
***************************************
紫陽花
もうすぐ梅雨の時期に入ります。さて、梅雨と言えば紫陽花(あじさい)。中学校の校門を入ると、小さな紫陽花が何株か咲いているのに気づいていますか?
実はこの紫陽花、去年高校保健室・赤倉先生が5,6センチの茎から育て始めたものです。その紫陽花を20株以上も中学校に分けてくれ、校門から続く道沿いに中学校教職員で少しずつ移植しました。
紫陽花前にある名札を一つ一つ丁寧に書いたのは、中学校主事・前田希土先生。話を聞きました。
「手入れをしていると生徒達がよく話しかけてくれます。興味をもってくれる生徒たちや先生方と一緒に、校舎の周りを花や植物の彩りで明るくしていきたいです。」とのことでした。
ラグビー部監督 前田中学主事
職員室の中にも青色の綺麗なアジサイが咲いています。
たくさんの人の思いが詰まった色とりどりの紫陽花、校舎周りの紫陽花は花開きだし鮮やかな彩りで梅雨に華やかさをプレゼントしてくれています。ぜひ見に来てください。
***************************************
花や木などの植物を育てるのが上手な人、しおれたり元気がなかったりする植物を元気にできる人のことを「緑の手」を持った人と言います。
植物はものも言わず自由に動くこともできません。しかし、その植物とふれ合い生育を見守ることは、私たちの心身にプラスの変化をもたらせてくれることはよく知られています。「緑の手」は誰もが持っているわけではありませんが、誰の中にもあるはずの植物を慈しむ心は大切にしていきたいものですね。
日々の出来事を「言葉」にして伝えてくれる『海星トーク』は、さながら私たちにとっての「緑の手」ともいえます。心が潤う放送をありがとうございます。
※写真は、海星トーク(紫陽花)中学担当