節気は『処暑』、暑さが少し和らぐ頃ですが、今年は…いや今年も厳しい処暑です。全国では昨日同様気温が40℃をまたしても超える所も…。
と暑さに辟易としがちですが、耳を澄ませば「おや?」蝉の声が聞こえません。目につくのは夕暮れのトンボがチラホラ。私たち人間は自然に振り回されるのが常ですが、大自然の存在の1つに過ぎません。他の自然界では一日一日季節は巡っています。
額からツーッと流れていく汗だけで判断するのではなく、辺りを見回したり耳を立ててみたりすると、またひと味違う季節感を楽しむことができます。
向日葵のお出迎え
昨日は始業式。
始業式は各教室で放送を通じて行われました。始まった第2学期、学校の中に生徒達の明るく元気な姿が見られました。そんな生徒たちを出迎えてくれたのが『向日葵』たちです。
6月8日に種を植えました。双葉の写真は6月15日に撮ったものです。
みんなで丁寧に育て、7月11日。
プランターから日当たりのよい場所へ植え替えました。この頃は30cmにも満たない大きさです。植物が育っていく様子は目に見えて伺うことができるのが大きな喜びで、それぞれがそれぞれの時間に毎日観察している姿が見られました。
一日一日、登校するたびに大きく育っていく『向日葵』。その成長は私たちに私たちに大きな喜びを与えてくれます。
そして、始業式・8月17日。
一番大きなものは1m50cmを超えました。
「大きくなったぁー!」「黄色と緑が綺麗!」
蕾のものもありますが、13輪の向日葵たちが、私たちを出迎えてくれました。
登校で坂を上って息を切りながらも向日葵の前で立ち止まる。笑顔で向日葵を見つめている生徒皆さんの様子を、世話をしていた職員達も加わり皆嬉しそうに眺めていました。
水と太陽と土そしてみんなの愛情が、2ヶ月ちょっとで大きく育ててくれました。個々の1つ1つの取り組みが、多くの人にとって「明るく温かな光り」になります。
それぞれができる取り組みを少しずつ。
意図的に取り組んだ人、気がついた時に気に掛けてくれた人。
節目の始業式。笑顔でお互いを見つめたその後に、視線を向日葵に向けながら目を輝かせる事ができる素敵な時間を過ごせました。
「先生、暑い夏の青空にはやっぱり向日葵でしょう!」
※写真は向日葵(中学担当)