自宅学習日でも授業です


小雨降る朝。1月最終週、気温は9℃。

昨日早朝は寒かったものの、午後は気温が上がり放課後グラウンド種目のクラブ活動は、実に気持ちよさそうに体を動かしていました。節気は大寒ですが、次はいよいよ『立春』です。節気の区切り。

ところで今年の節分は従来の2月3日ではなく、その一日前・2月2日になります。理由は『立春』がその2月3日になるからです。「節分」は「立春」の前日になる決まりなのです。では何故今年の「立春」は2月3日なのか?

その理由は1年は厳密に言うと「365日」ではなく、「365日と約6時間」。そのわずかなズレを修正するために『閏年』がありますが、今回の立春も非常に大まかに言うと、その調整です。この調整は、実に明治30【1897】年2月2日以来124年ぶり。(※ちなみに海星誕生は明治25【1892】年)

節分だけに豆知識?

自宅学習日でも授業です

1月18日(月)高校入学試験前日、中学生も自宅学習日でした。自宅学習日とは文字通り自宅で学習をする日ですが、中学1年生は朝礼に加えて、理科・数学・国語・英語の授業を行いました。

オンライン会議アプリ「ZOOM」での授業です。

午前8時半の朝礼には、生徒の皆さんが「ZOOM」に入ってきました。先生たちは、一言ずつメッセージを送ります。

生徒達もマイクをONにして、先生たちとお喋り。手を振ったり、大笑いしたり、いつも通りの和やかな雰囲気で一日が始まりました。

その後、すぐに授業が始まりました。授業になると、どの生徒の皆さん、そして先生たちもキリリと姿勢を正します。

今回は特に模試対策のための講義を中心に行いました。模試には入っていない理科も数学と関連性の高い内容を選び、数学の導入的内容でした。

 

学年主任の森真先生は、

「自宅からオンライン授業に参加するというのは、大きな労力のいることです。」

「中学1年生の皆さんが当たり前のようにタブレットを活用することに、順応性の高さを改めて感じます。一人一台のICT機材導入当初の目的以上の成果を、日々の姿から感じずにはいられません。これからも、どんどん新しいことを準備し、実践し、検証しながら、よい学びを模索していきたいと思います。」と話します。

基本的な学力だけでなく、予測不能な現代社会に適応するための力をつけることも、教育現場に課される使命の一つです。コロナ禍により学校がこれほどの影響を被ることを予測することは簡単ではありませんでしたが、ICT機器の導入が、生徒の学びを止めない教育活動にこんなにも適していることも、また予測できなかった新しい発見でもありました。

ICT機器の導入は、みんなで考え、協力して、このような未来社会に対応していくための活用を模索することの「始まり」だといえます。

 

※写真は自宅学習日の様子。(中学担当)