エクスチェンジレッスン その3


昨日『三寒四温』を記させていただいたばかりですが、今朝はまさに温かい雨の朝。気温は12℃ありました。

毎朝挨拶を交わさせていただく地域の方々がいますが、いつも被っているニット帽がなかったり、マフラーがなかったり、互いの様子でもゆっくり歩みを進めてくれている「春」を感じとることができました。

直接交わす言葉の大切さもさることながら、雰囲気や格好で互いを知り、理解することができます。そうすると互いに推し量ることができ、気遣い合い、譲り合い、新しいより深いコミュニケーションが生まれます。

エクスチェンジ レッスン その3

本校との交流を続けていただいている韓国・Pungsaeng Middle Schoolの3年生の皆さんが、昨年末、初めて本校中学生とのエクスチェンジレッスンを行ってくださいました。

『エクスチェンジレッスン』とは、互いの母国語を使用せずに行う他言語(今回は英語)コミュニケーション学習のことです。

今回は中学1年生の国語と英語の授業の融合で、本稿は日本文化の紹介として『俳句』と『書道』をPungsaeng Middle Schoolの3年生の皆さんに披露。

国語の授業(前田玲先生)で作った俳句の中で3人がそれぞれ詠んだ句をまずは選び、それら3作品を英訳して伝えることにしました。

世界一短いポエムと言われる俳句を詠むのもたいへんなら、それを相手に伝わるような英語に直すことは中学1年生には至難の業。

そこで、エクスチェンジレッスンの先駆者である荒木先生(英語科)、中学1年英語担当アレックス先生(英語科)と山口華先生(英語科)の力を借りて、英訳が完成しました。

本番では、よりイメージが伝わりやすいようにイラストも描いて発表、サッカー部員によるリフティングショー、お相手からはテコンドーの技の披露と続き、楽しい雰囲気のまま時間が過ぎていきました。

今回、韓国の学校はコロナ禍を受けて休校中で、学生さん達は教室ではなくそれぞれの自宅からの参加でした。世界中に広がるコロナ禍と共に、オンラインではどこにいても繋がることができる素晴らしさを、改めて実感することができました。

また、習いたての知識で物怖じせずに韓国の学生さんたちと会話をした中学1年生の皆さんの姿も、本当に頼もしい限りでした。

事前の準備に加え、翌日には動画をすぐに送ってくださった韓国のDaniel先生、ご自宅から本校生徒と繋がったくれた学生の皆さん、本当に貴重な体験をありがとうございました。

 

※写真は授業の様子。(中学担当)