ENAGEED


時折突風が吹いています。上グラウンドにある掲揚台の金具が「カンカン」と柱に当たり音がするほどです。月の輝きは昨朝同様美しいのですが、陽気は一変。今朝の気温は1℃、雪もパラついています。

1月最後の登校日。立春直前、日本全国思わぬ大荒れのお天気模様。唯一の救いは先述の美しいお月様。

春に咲く花、そして美しいお月様などは待たれるもの。春や秋は過ぎゆくことを惜しまれ、よき人は懐かしまれる。反対に、いつもあるもの、永遠のものは、待たれることも惜しまれることもない ーとは、歌人・長谷川先生の言葉。

ENAGEED

昨年、「総合的な学習の時間」において、1年生は郷土学習「長崎学」を、2年生は各事業所への「電話体験」を行いました。年が明けた3学期最初「総合」の時間、1,2年生は合同で新しい学びに入りました。

今回は、次世代教材「ENAGEED(エナジード)」です。

一人一台のICT機器を利用した個人ワーク、グループワークを通して、自分の意見を他者と分かち合い、他者の意見を受け入れながら、「正解のない問い」へと挑戦。映画を見ているような本格的な教材の動画に、目が釘付けの生徒達の皆さん。

1時間目は、Lesson1「かっこいい大人って?」についてみんなで考えました。

 

まずは、個人ワークで「かっこいい大人」について自分の考えをiPadに書き出していきます。次にグループワークで、互いの意見交換をしていきますが、その際、大事なルールが3つ。

明るく楽しく、相手が話しやすい雰囲気をつくることが目的です。

どの教室でも、「いいね~」「すごいねぇ」という前向きでポジティブな言葉が飛び交っていました。

この活動は、2015年に国連で2030年までに目指すべきものとして定められたSDGs(エスディージーズ)「持続可能な開発目標」を踏まえたもので、学びの深まりとともに17の目標すべてが網羅されていきます。

テストと違い、変化に富んだ社会には「正解のない問い」があふれています。

その時々で最良の答えを見つけ出す力と共に、自分で選んだ答えを正解へと導くことのできる力を身につけることが必要とされるこの学び。今回の新しい取り組みは、自分を大切にしていくための「自己肯定感」を育む足がかりとなってくれることも願います。

本日は、2時間目 Lesson2「私たちの可能性」です。

 

※写真はENAGEEDの様子。(中学担当)