穏やかな春の空の下、第75回海星中学校卒業証書授与式が挙行されました。
卒業生は3年間の想いを胸に、心身共に大きく成長した立派な姿で式に臨みました。
担任からの呼名にしっかりと返事をし、学校長から1人1人に心を込めて卒業証書が授与されました。
感謝や励ましの想いがこもった在校生代表の「送辞」を、卒業生はしっかり受け止めました。
そして、卒業生代表の「答辞」。
「私たちの周りの全てのことはさまざまな人の『想い』によって支えられていることに、今、改めて気付いています。」という言葉がありました。
『人を想う』ことの大切さを学んだ3年間であったこと、支えてくださった方々への感謝と、未来への決意について、壇上から、在校生、教職員、保護者の皆様をしっかり見つめながら述べる、その立派な「答辞」に会場から大きな拍手が送られました。
新型コロナ禍の中、さまざまな人のたくさんの「想い」に触れた1年を過ごしてきました。
特に卒業前の1週間は、「人を想う」大切さ、「人に想っていただく」有り難さを感じることが多くあったようです。
3月8日。
卒業生たちからの「想い」のこもった掲示物が、職員室前の廊下に掲示されました。
温かなメッセージに、読む度に、思わず熱いものがこみ上げます。
3月10日。
育友会の皆様が主催してくださった予餞会がありました。
1,2年生からの真心あふれる動画の上映や、保護者の方々からのプレゼント抽選会に、3年生は楽しいひと時を過ごしました。
そして、卒業式の前日である 3月11日。
朝から3年生が1,2年生の教室に出向き、お礼のあいさつと手作りの記念品を届けに行きました。
その放課後、3年の学年団が最後の大仕事です。
壇上に上がった卒業生が、しっかり顔を上げて立派な姿を会場の皆様に見せてほしいという「想い」から、大きなメッセージを体育館後ろの窓に掲示しました。
壇上に立った3年生は、しっかりとそのメッセージを見つめていました。
いつも以上に、この海星中学校は、たくさんの人の「想い」に包まれた1週間を過ごしました。
海星中学校の生徒の皆さんには、たくさんの方々の想いを胸に、しっかりと目標をもって、一歩ずつ、確実に歩んでいってほしいと思います。
そして、卒業生の皆さんのこれからの人生が、希望に満ちたものとなりますように・・・。
卒業、本当におめでとうございます!