今日は七夕


第2回海星中学校オープンスクール

 

今日は七夕

 

今日は、七夕です。そこで、中学野球部の野口監督が書いた「七夕」にまつわるエッセイをご紹介します。

野球に厳しく、授業は楽しく、そしてメダカにはとても優しい野口監督です。

 

 

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皆さんは、「七夕」と聞いてどんなことをイメージしますか?

短冊? 願い事? 織姫と彦星? 花火大会? まつり?でしょうか。

私は「雨で会えない」とイメージします。

 

「7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず彦星も彼女に会うことができないんだよ。」

私が小学生の時に聞いた担任の先生の話が浮かんできます。

それから毎年「年に一度きりなんだから、晴れてくれ!」と七夕の日を迎えています。

しかしながら、それから40年ほど、晴れた記憶はあまりありません。

 

今年は、例年より2週間も早く梅雨が明けました。

今年は晴れの七夕を想像しましたが・・・

7月5日に台風一過。台風のあとは晴れるものですが、なんだか今年も織姫と彦星が出会える天気ではないようです。

(写真:週間天気)

 

7月7日の七夕の夜、晴れれば織姫と彦星は待ちに待った「再会」という願いを叶えます。

人々は「二人のように、願い事がかないますように」と、短冊に色々な願い事を書いて、笹や竹の葉に飾るようになりました。

今年の短冊の願い事には、「七夕の夜、晴れますように」と書いてみました。

 

織姫星と夏彦星の物語

 昔々、天の川のそばには天の神様が住んでいました。天の神様には、一人の娘がいました。

名前を織姫と言いました。織姫は機を織って、神様たちの着物を作る仕事をしていました。

織姫がやがて年頃になり、天の神様は娘に、御婿さんをむかえてやろうと思いました。

色々探して見つけたのが、天の川の岸で天の牛を飼っている、彦星という若者です。

彦星は、とても立派な若者でした。織姫も、かがやくばかりに美しい娘です。

二人は相手を一目見ただけで、好きになりました。二人は結婚して、楽しい生活を送るようになりました。

でも、仲が良過ぎるのも困りもので、二人は仕事を忘れて、遊んでばかりいるようになったのです。

すると、天の神様のもとへ、皆が文句を言いに来るようになりました。

「織姫が機織りをしないので、皆の着物が古くてボロボロです。早く新しい着物を作って下さい」

「彦星が世話をしないので、牛たちが病気になってしまいます」

神様は、すっかり怒ってしまい「二人は天の川の、東と西に別れて暮らすがよい」と、言って、織姫と彦星を、別れ別れにしたのです。

でも天の神様は、織姫があまりにも悲しそうにしているのを見て、こう言いました。

「一年に一度だけ、七月七日の夜だけ、彦星と会ってもよろしい」

それから、一年に一度会える日だけを楽しみにして、織姫は毎日、一生懸命に機を織りました。

天の川の向こうの彦星も、天の牛を飼う仕事に精を出しました。

そして、待ちに待った七月七日の夜、織姫は天の川を渡って、彦星の所へ会いに行きます。

中国・日本の七夕伝説では織姫星(織女星)は、こと座の1等星ベガとして知られています。

夏彦星(彦星、牽牛星)は、わし座のアルタイルです。

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皆さんは、今夜、どんな願い事を短冊に書きますか?