77年前の今日、1945年8月9日 11:02 長崎に原子爆弾が投下されました。
一瞬で、多くの人の命、多くの建物、そして、この地に生きる人々の生活そのものが失われました。
海星中学校は、原爆の恐ろしさ、痛ましさ、悲しみを自分たちが感じるだけでなく、世界へと発信していくことを大切にしています。
その中心となるのが、3年前、如己委員会を中心として発足した「平和発信プロジェクト」です。
7月26日ブログでもお知らせしたように、今年も如己委員会主導で、平和へのアンケート、全校生徒全員の笑顔で作るモザイクアートなどが行われました。
完成したモザイクアートは、3m×2mもの大きさになり、壁一面に生徒の皆さんの笑顔がいっぱいです。
そして、プロジェクトの集大成となる本校独自の「平和宣言文」を作成し、7月29日の終業式で全校に発表しました。
私たち海星中学校は、「平和宣言文」に基づき、次の三つのことを実践します。
一つ、お互いの人権を尊重し、周りの人と協力して平和の輪を広げます。
一つ、校訓である「神愛・人間愛」の精神を忘れず、他者を思いやる心を持ちます。
一つ、周りの人を笑顔にするような、温かな言葉を使って人に接します。
今年のアンケートで、ある生徒がこう書きました。
「平和とは、なにもないこと」
戦争はもちろん、けんかも、嫌がらせも、誰かを傷つける言動もないことが、平和だということ。
だからこそ海星中学校は、まずは身近な人を笑顔にしていくことから始めます。
そして、平和を広げる努力を続けることを、これからも努めます。
どうかいつまでも、この青く、美しい空が守られ、世界中の人々の命と生活が優しさに包まれますように・・・