中学校如己委員会では毎月、身近な行事や出来事とキリスト教との関連について考えています。
【如己委員会前回の記事】己の如く
今月のテーマは「バレンタインデー」です。
日本では女性から男性へチョコレートをプレゼントして愛を告白する日、というイメージが定着していますが、正式名称は「セント・バレンタインデー」と言い、
英語では「St.Valentine’s Day」と言います。
「聖」や「St.」が示すように、これはもともとキリスト教の聖人を称える日です。その称えられる聖人は「聖バレンティヌス」です。
聖バレンティヌスはキリスト教がローマ帝国の国教になっておらず、迫害を受けていたときに生きた聖職者です。
当時は、皇帝が兵士たちに向け「兵士が結婚すると士気が下がる。」と結婚や恋愛を禁止していました。
そんな中、聖バレンティヌスは兵士たちのためにこっそり結婚式を行ってあげていたそうです。
その結果、処刑されることになりましたが、この処刑の日、2月14日を「聖バレンティヌスの記念日」として記念することになりました。それから聖バレンティヌスは恋人たちの守護聖人をされ、2月14日は「恋人たちの祝日」と言われるようにもなりました。
聖バレンティヌスは「愛する者たちが結ばれることを妨げることはできない!」と言葉を残したそうです。
今日がみなさんにとって、恋人だけでなく家族、友人など身近な人への愛を再確認するための1日になることを願っております。
(海星中学校 如己委員会)