海星中学校で強歩会が5年ぶりに復活しました。
天気は生憎の曇り空でしたが、逆に放射冷却の影響も無く、歩くのにはちょうど良い気温となりました。
水辺の森公園を出発し、稲佐橋を経由してまずは稲佐山中腹を目指します。
そこから折り返しての水辺の森公園までの往復約14㎞、高低差約250mのコースです。
生徒の皆さんにとっては、今年度最後の全校行事ということもあり、スタート前から並々ならぬ意気込みが伝わってきます。
まず初めに近年再開発が進む長崎港沿岸部を進みます。新しく建て替えられた県庁や長崎駅の新駅舎を眺めながら稲佐橋を目指します。
稲佐橋からは浦上川沿いを歩き、ここからいよいよ本格的な上り坂に突入します。
海星中学校もそれなりの高台に位置していますが、今回はその10倍近くの高低差。数度のアップダウンを互いに励まし合い、元気に登っていきます。
城山台の登山口をどんどん進み、ついに折り返し地点の稲佐山中腹公園に到着。登り切った達成感に喜びの声が上がります。
帰路の途中で長崎市街地が一望できる場所がありました。下界の景色を見るのも山登りの楽しみの一つです。
ある生徒が「海星が見える!」と口にすると、次々に学校を探しだす生徒の皆さん。
普段は校舎から眺めていた稲佐山ですが、校舎から見えるということはその逆もまた然り。霞がかかる曇天でも海星修道院の青い屋根がはっきりと分かりました。
大きな事故や怪我もなく、無事に水辺の森公園へ帰ってきました。
この強歩会は、体力増進だけでなく、皆で目的を達成する協調性や自分たちが暮らす地域の様子を肌で感じられる非常に良い機会となりました。