先日、中学3年生は卒業式まで100日を切りました。
「ついに2桁突入!」、「この前まで200日以上あったのに。」あっという間に過ぎていく時間に対して様々な声が飛び交いました。
そして本日(12/7)で、卒業式まであと92日となります。
土日や冬休みを除くと、クラスメートとの残された時間はあとわずかです。
中学3年生に残された大きな行事は、あと文化発表会と卒業式になりました。
先週の定期考査明けには、卒業アルバム用の写真撮影がありました。
まだ見慣れないドローンの撮影に、私自身が生徒以上に心躍らせていました。学年全体の写真を撮り、クラス写真や個人写真の撮影にうつりました。
その後、文化発表会に向けて、京都研修のプレゼン大会が行われました。
各班が修学旅行で実際にまわったところをまとめ、アイデア溢れる発表を行ってくれました。
3年生の担任をしている私としては、文化発表会で「3年生は流石だな!」と、卒業式では「3年間で立派になったね。」とまわりの方々から思われるよう、行事も勉強も部活もすべてにおいて全力の3ヶ月間を送ってほしいと思っています。
さて、学習面においては、今年度中学進路指導部長として活動する中で、「中高一貫校における気の緩み」も実感しています。
世間では高校入試に向けて一生懸命受験勉強に取り組んでいる中、中高6年教育の中弛みが生じ、緊張感が薄まっているように感じます。
先月参加した研究会でも、中高一貫校ならではの課題として中学3年生のこの時期についてあがっていました。
しかし、ベネッセの調査によると、高校3年生でGTZがSゾーンやAゾーンに到達している生徒は、中学3年生のこの時期に成績が上がっていることが多いようです。
3年生のみなさんには、ぜひこの機会に一生懸命取り組んでいただき、自分の可能性を広げてほしいと思います。
そこで、海星中学校では昨年度から12月の初旬に海星模試を行うようにしました。
1日かけて入試レベルの問題を5教科行います。
受験という難易度の高い問題に、緊張感のある中で挑戦する場面は滅多にありません。
3年後に控える大学入試や就職試験になると、さらに大きな緊張感を感じることでしょう。
「勉強に対する意識の向上」、「入試の模擬体験」をするために、海星中学校では12月に海星模試、1月にテスト会を行います。
2月の定期考査と合わせ、3年生は卒業前に毎月テストを向きあってもらうのです。
生徒によってはこの上に検定模試を受験する者もいます。
残り3ヶ月の学校生活を楽しみながら、自身を高める行動を期待したいと思います。