勉強の「鬼」


「2月の行事といえば何?」と生徒の皆さんに尋ねると、大多数が「バレンタインデー」と答えます。

しかし、この時期に忘れてはならない昔からの行事が、「節分」です。

 

「皆さんは節分がいつか知っていますか?」

生徒の皆さんは「2月3日」と口を揃えます。

しかし、「節分=2月3日」と固定されているわけではないのです。

実は、節分の日というのは、公転周期による時間のズレによって変化するのです。

2021年の節分は、なんと124年ぶりの2月2日で話題になりました。

節分は本来、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を指し、季節を分ける節目の日として設定されていました。

しかし現在は、立春の前日の節分だけが残り、「節分=2月の伝統行事」として浸透しています。

つまり、立春の日が変われば、それに伴って節分の日も変わることになります。

 

さて、節分といえば豆まきです。

「鬼は外、福は内」という言葉とともに豆をまくのが一般的ですが、地域によっては「鬼は内、福も内」と言う地域もあるそうです。

鬼には「悪いもの」「恐ろしいもの」といったイメージもありますが、実は良い意味もあるんです。

例えば、「すごい」「強い」「ずば抜けている」などです。

他にも、「練習の鬼」や「勉強の鬼」など、「一生懸命がんばる人」や「人一倍努力する人」のことの例にも使います。

 

「人一倍本気で努力した人」といえば・・・

先週末、冬休み明けに行われたSSKコンテストの優秀賞の表彰が校長室で行われました。

 

3年生の山﨑くんです。

 

2年生の海野さんです。

 

英語のスペリング、数学、漢字の頭文字をとって名付けられたSSKコンテストでは、英検の級別に行われたスペリング以外は全学年共通問題です。

3年生は威信にかけて、下級生は上級生を目指して、精一杯努力していました。

その結果、この二人が同点での最優秀賞受賞となりました。

 

 

 

 

中学校舎1階に、表彰の様子と共に、優秀者一覧が貼りだされました。

 

本気で頑張る大切さを知ってくれている生徒がたくさんいることが、本校の誇りです。

あと2週間足らずで今年度最後の第5回定期考査が始まります。

きっと勉強の「鬼」がたくさん出現し、素晴らしい結果を残してくれることでしょう。