海星中学校第3回オープンスクール
9月7日(土)、海星中学校第3回オープンスクールを開催します。
本日、9月5日が申込〆切りです!
第3回オープンスクールのお申し込みは、こちらからどうぞ!
勇気ある一歩
「気がつかなかった、まさか自分の家のドアが『どこでもドア』だったなんて。ドアをあけて外に出れば、どこへでも行けたんだ。」
これは、「ハチミツとクローバー」という漫画の中で、自分探しの旅を終えた男の子が言ったセリフです。
88年後のドラえもんの誕生を待たなくても、自分の家のドアがどこにでも続いていることに気づける生徒はどれほどいるのでしょうか。
8月29日付Blog「広く大きな世界へつながる一歩」でも登場した、ドアを開けて世界へ踏み出した2人の中学生について、今日はご紹介します。
まず1人目は、3年1組の林くんです。
7月24日から「アカデミックホームステイ」という3週間のプログラムに参加し、アメリカのポーチャードへ滞在しました。
午前中はオールイングリッシュの授業を受け、午後はアクティビティを通して英語に触れました。
帰国後の林くんに、インタビューをしました。
Q参加したきっかけは何ですか。
学校を通して、短期留学のチラシをいくつかもらった中で、「南日本カルチャ―センターのプログラムは研修がしっかりしていていいよ」と英語科の先生から教えてもらったのがきっかけです。
もともと中3の夏に何かしたいと思っていました。
県中総体が終わり、バドミントン部を引退した後、勉強のモチベーションを上げるために参加しようと決めました。
Q目的は何かありましたか。
中2の時に3泊4日で異文化交流海外研修で韓国へ行ったのですが、もっと英語で会話をしたかったんです。
翻訳機なしで、3週間ホームステイをすることで、自分で考えて会話する時間を持てました。
そして、自立を体験することも目的でした。
自分の家にいると、何でも親にしてもらうことが当たり前になっているので、洗濯や食事の準備や片づけ、必要なものの準備など自分でする環境に飛び込み、感謝の心が芽生えました。
Q英語は上達しましたか。
自分で驚いたのは、帰りの飛行機での英語のアナウンスを聞き取れるようになっていたことです。
この3週間でリスニング力が上がったんだと実感しました。
スピーキングに関しては、言いたいことを100%相手に伝えるのが難しかったです。
事前に例文を200以上覚えましたが、使えたのは半分ほどでした。学習を実践できて初めて上達するんだと改めて知りました。
Q勉強のモチベーションは上がりましたか。
はい。特に、同じプログラムに参加した他校や他県の生徒の学習意欲や知識量に刺激を受けました。
今はリスニング力の維持のため、朝のラジオ講座の視聴を始めました。
今後は、自分の言いたいことが確実に伝わるように、文法力も上達させたいです。
2人目は同じく3年1組の松尾さんです。
8月21日から「長崎子どもゆめ体験」に参加し、イギリスのアバディーン市を中心に7泊9日を過ごしました。
長崎市主催のプログラムのため、長崎市の中学生代表として、姉妹都市のアバディーン市の市庁舎も訪問しました。
帰国時には台風に見舞われましたが、無事に帰国できて安心しました。
今回の体験についてインタビューです。
Q参加したきっかけは何ですか。
長崎市が実施している「子どもゆめ体験」のチラシを学校でもらいました。
今年度は「中学生平和Englishリーダー育成」を目的としていることを知りました。
私は、79年前の8月9日に長崎で起きた出来事を世界にも伝えたいという思いがあったので、この体験に応募しました。
Q目的は何かありましたか。
今年は生徒会の代表として、長崎市の平和祈念式典にも参加することができました。
今年の夏は、平和について考えることを自分のテーマにしました。
この体験を通して、自分の目標も決まったんです。私は高校生平和大使になります。
Q平和について話す機会はありましたか。
アバディーン市ではホームステイをしたのですが、ホストファミリ―が長崎や広島の原爆について詳しかったので、お互いの意見を交わす時間が持てました。
長崎の出来事も海外の方にもによく知られているのが分かり、ホッとしました。
Q英語は上達しましたか。
初日は緊張もあり、スマホの翻訳機を使うことが多かったのです。
3日目から耳が慣れた感じがして、それからはほとんど翻訳機を使いませんでした。
自分の英語で考えて話すのが楽しくなって、今までの感覚とは違うなと感じました。
Qこれからこの体験をしたいと思う人にアドバイスはありますか。
体験などの応募には作文や面接などがあるものもあります。
そこをいい機会だと考えて自分のことをよく見つめてみてください。
また、勉強面では、リスニング力をつけておくことをおすすめしたいです。
会話は緊張すると言葉がいえないこともありますが、リスニングは緊張していてもできるものなので、そちらに時間をかけてみると役立つと思います。
現在は通常の生活に戻った2人ですが、この夏の経験は大きな自信と次なる目標を与えてくれたようです。
皆さんも、ドアを開け、勇気ある一歩を踏み出してみませんか?
きっとさまざまな世界へ繋がることができるはずです。