ガクスイ

「ガクスイ」とは「学力推移調査」の略で、国語・数学・英語３教科の学力を測定する学力調査と、生活・学習・意識に関するアンケートの学習実態調査から構成されています。

主に、中高一貫校を対象としており、現在全国約700校が受けています。

中学で「学力推移調査」、高校で「進研模試」を受験することで、中高６年間を通して学力の伸びを実感できます。

また、学力の素地となる学習・生活習慣などもあわせて確認できるため、自分の取り組みの振り返りにもなります。

全国模試であるため、校内偏差値だけでなく全国偏差値を知ることもでき、本校では十数年前から学力推移調査を採用しています。

英語にはリスニングテストもあるため、職員室には毎回リスニングテスト用のラジカセが準備され、試験監督の先生が次々と持ち出していきます。

７回目の受験となる中学３年生は慣れたもので、必要な情報をすらすらとマークし、準備万端です。

まだやっと２回目の受験の１年生は試験前の準備に時間がかかるようで、開始ギリギリまで監督の先生の声が飛び交います。

学力推移調査の後は、生徒の皆さんも

「〇番の問題ってこの前やったのに近かったね。意外と手応えあるかも！」

「〇〇は過去問よりすごく難しかった、かなり自信ない」・・・等、それぞれの感想を言い合います。

廊下で教科担当者を見つけると、「先生、私の点数どうでしたか？」と問い詰めたり、

逆に教科担当者が、「〇〇さん、今回とってもよく頑張っていたね」と声をかけたり、

本校の話題の中心は、しばらくは「ガクスイ」が占めそうです。

結果がどうであれ、自分の成長を感じるチャンスとして、前向きにとらえてくださいね。

自分の努力を振り返り、次にどう生かすかを考えることが大事です。応援しています！