懐かしの玉結び・玉止め


1月も終わりに近づき、寒さも厳しさを感じる気候になってまいりました。

連休や高校入試の自宅学習、学力推移調査に英語検定といった行事も一段落し、ようやく本格的に三学期も始まったといった印象を受けるようになりました。

 

海星ゼミもシーズンⅣに入り、様々な講座が開講されておりますが、今期初めて「お裁縫講座」を始めました。

これまでは学推対策講座を実施していましたが、少しコンセプトを変えてみようと思い、これまでとは全く違う趣向の講座を考えました。

年末ぐらいから準備を始め、家にあった裁縫道具を整理してあちこちから布地を集めていると、

「この布はあれに合いそうだ」「この生地はこれに使えそうだ」といったアイディアが浮かんできます。

いつのまにか生徒たちよりも自分の方に創作意欲が湧いてくるような感じになりました。

 

 

考えてみれば小学校の頃に裁縫の基礎は習っても、それ以降は学校で取り組む機会というのはあまりありません。

カリキュラムの都合上しょうがないといっても、少々もったいない気はいたします。

それに、無心に縫い物のような細かい作業をしていると、集中力が高まる上に気分が静まってリラックスできるという効果もあるそうです。

これを放っておくのも結構もったいない気がいたします。

 

 

2月は逃げ月と呼ばれ、老若男女を問わず目まぐるしい日々が続きます。

時にはそんなせわしない日常を忘れ、布や糸の織り成す穏やかな空間に身を置くのもいいものです。