先週から中学校では学年別に、「保健講話」が行われています。
中学生の時期は多くの事柄に関心を示す時期であるため、言葉や行動に気をつけなければなりません。
どの学年も内容は違えども、次の学年や、社会に出てからも役立つ内容となっていました。
写真は、2年生の講話の様子で、「コミュニケーション」についての内容でした。
友達とのトラブル・大人への反抗・周りへの批判などが発達段階で起こる理由、対人関係において自分がどんなタイプに当てはまるかを、分かりやすく教えていただきました。
最も多感な時期である思春期真っ只中の2年生にとって、「なるほど」と思える内容が詰まったものでした。
そして、話の聴き方についてロールプレイングをしました。
①話を聞いてもらえない体験をする。
②話を聞いてもらえない気持ちを共有する。
このような流れを経て、「聞く」と「聴く」の違いを改めて認識することができました。
最後の挨拶は保健副委員長の高柳くん。
「伝え方も感じ方も人それぞれで、相手のことを思いやったコミュニケーションが大切だと思いました。
僕は弓道部の主将なので、来年度入ってくる新1年生へのコミュニケーションを考えていきたいです。」と、お礼の言葉を伝えていました。
また、講話後に高柳くんにインタビューしたところ、
「弓道部の主将としてではなく、個人としても慎重に言葉を選び、無意識に人を傷つけないようにしないといけないと感じました。」と講話で学んだことをさらに自分の中で深化させているようでした。
さて、明日で2月も終わりです。
中学3年生や高校3年生は、新たなステージへの門出の日を迎えます。
3月1日(土) 海星高校卒業式
3月8日(土) 海星中学校卒業式
本校にとって大切な式典が2週続けて行われます。
卒業生の皆さんも、在校生の皆さんも、それぞれが歩む道で、出会いや別れ、期待や不安、成功や失敗など、さまざまな状況や感情と向き合わなければなりません。
どんな選択をし、どんな言動をとるか、たった一つの正解などありません。
最もふさわしいと自分が信じる「最適解」に沿って、歩みを進めるしかないのです。
「最適解」を導くためのヒントは、これまでの出会いや経験によって身につけた知識や知恵です。
自分が求める一つの目的に向かって一つ一つの目標を通過していってください。
新たなステージへと進む卒業生の皆さんの、明るい前途とご多幸を心よりお祈り申し上げます。