両立の時


高校野球NHK杯
5月21日(日曜) 9時30分~予定 ビッグN球場
2回戦 海星ー五島海陽

 

小鳥がさえずり、雲ひとつない青空が広がる気温13℃の朝。

映画のワンシーンのような爽やかさを感じます。次の季節に向けて、山の色、海の色が少しずつ変化していくことを感じることができる音と色に恵まれた朝です。

 

 

県下高校では先週土曜日が保護者総会・本日から定期考査の学校もあるようですが、本校は明後日17日(水曜)から第1回定期考査、そして今週13日(土曜)に育成会総会【13時~】を実施します。

4月に実施した体育祭に次ぐ大きな学校行事が今週は行われます。

 

 

さて、中学1年生・高校1年生にとっては初めての定期考査ですが、今期間の過ごし方で彼らは大変多くのことを学びます。

 

『最初の定期考査で学ぶこと』

それは学生生活での勉強と部活動の両立です。

 

この期間、県下全ての学校は定期考査および中体連・高総体前です。練習成果を最も発揮したいインターハイに繋がる大きな大会であり、自分の成長を自分自身が最も知りたい定期考査。両立させるためには、やれない理由よりやる方法を考えなくてはいけません。そして新1年生の道しるべになってくれるのが先輩です。

 

 

土曜日、本校は考査前学習会でした。

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高総体を控えた各クラブ活動は、午前中のみの練習時程。

 

早朝6時過ぎ、女子硬式テニス部が練習に出発しました。

「おはようございます!」と、元気な挨拶をいただき大串監督が引率していきました。

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女子硬式テニス部を見送り校内の様子に耳を傾けると、武道場からは床を「ドン!」と踏み込む音とともに「いやぁーー!面ーーーーっ!!」という音声が聞こえてきました。

 

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早朝なので写真からも、町の静かさが見て取れると思います。

 

先週金曜日は大変な大雨でした。土曜日朝は雨は上がり路面は濡れていましたが、爽やかな風が吹いていました。

その風に乗って聞こえてくる音。

 

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剣士達が武道場に集い朝から練習に励んでいました。

 

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『卯の花(うのはな)くたし』とは、旧暦4月、現在の太陽暦5月頃に降る長雨のことを言います。この時期咲く卯の花(ウツギ)を長雨が散らしてしまうのが由来です。

 

初夏の時分。

残念ながら卯の花は散ってしまいました。しかし今度は薔薇が咲いています。

 

ご存じ通り薔薇はとても繊細で、水やり・害虫駆除・肥料配分など、手がかかります。そして手がかかった分だけ色とりどりに美しく咲きます。

 

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そして、この季節一番は、豆ご飯。

 

お多福の形をした空豆。莢(さや)が空に向かってつくため空豆といわれますが、お多福の形をした空豆を食べると、文字通り多くの福がおなかに入るかのようです。

 

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テニス部や剣道部だけでなく全生徒の皆さんが、土曜日は早朝から考え、動き、勉強と学習を両立する新年度第一歩を踏み出しました。
学び多い、この期間。

 

報われる努力と、報われない努力を知る期間でもあります。もし報われない努力を嘆いていたら世の発明王は一人も生まれなかったでしょう。

能率や便利さだけが、いつも受け入れられるわけではありません。報われた努力に喜びを感じ、報われなかった努力にどうのように対処するかで私たちの成長が始まります。

 

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季節の変化に一年を感じることができるゆとりも少しずつ獲得しながら、それぞれの新1年生は水曜日から定期考査に皆で一緒に挑みます。

 

※写真は、土曜日の様子。