雨雲が勢いよく風に乗って流れています。雲の切れ目からは、入道雲と青空が時々見える朝。気温は27℃です。
昨日下校時には、待ってましたとばかり一斉に蝉が鳴き出していました。今年初めて聞いた蝉声に、小暑から大暑(23日)がいよいよ近くなってきたと促されたような気分でした。
宗教講話
海星学園では、毎月一回・初金日に宗教講話を実施しています。
初金とは、月の最初の金曜日。17世紀よりカトリック教会で信心されている初月の曜日です。
福田宗教部長が講話を毎月行い、私たちに話をし、思いを巡らせる時間を与えます。
今月は7月7日・七夕がちょうど初金でした。
今月は「人とのつながりの大切さ」「私たちは多くの人たちとともに生き、支え合っている」というテーマで講話は行われました。
講話後は、毎月約5分間・音楽黙想です。放送部が音楽を流し、私たちは黙想し、ある人はいただいた講話に思いを巡らせながら、またある人は先月の行いについてや今月の取り組みについて。ある人は無心で黙想をします。
しかし、今月はいつもと異なりました。
合唱同好会
冒頭写真にあるように、今年度より活動が本格化した『合唱同好会』の皆さんが歌い、彼らの歌に合わせて音楽黙想を行ったのです。
いつもは放課後に聞こえてくる練習時の美声。登場時には少し響めきがおこりました。
福田宗教部長からの紹介後、早速彼らは歌い出しました。
合唱した歌は『ビリーヴ』(杉本竜一・作詞作曲)
全校生徒は静かに耳を傾けました。
広い広い海星学園・体育館。そこにいる大勢の全校生徒前にコーラス部の歌声が隅々まで届き渡ります。
普段は目を閉じて聞く、この時間。
しかし今回は彼らをジッと見つめて、いただいた講話の話と爽やかなメロディーにのって奏でられるビリーヴ歌詞と彼らの歌声に心をとても揺らされました。
講話と合唱で、心がいつも以上にひとつになった今月・初金。
合唱が終わると、思わず一人の生徒が始めた拍手。
一瞬にして全校生徒が大きな拍手、体育館が拍手の渦に包まれました。
初登場で、初金・全校生徒前という大舞台。
大役を果たし、拍手の渦中にいる彼らの顔がとても印象的でした。
支え愛。
※写真は、今月初金の様子。