海外研修


昨日今朝、長崎市内は朝方まで雲に覆われています。そのためか日中にこもった熱が逃げず、今朝も時折吹き抜ける風があたたかく、汗が額をこぼれ落ちます。今朝の気温は28℃。

運動をしてないから…ではなく、こまめに水分補給を心がけたい夏休み2日目です。

オーストラリア語学研修

オーストラリア語学研修が昨日出発しました。

長崎駅前での出発式。

清水校長は「大変貴重な機会です。バスに乗車した瞬間から、意欲を持って英語で会話するように、まずは始めて下さい。」と、研修組に声をかけました。

この日まで入念に準備をしてきた一行。

引率・福田先生、荒木先生のもと本日彼らは、セントアロイジャス高校へ向かいホストファミリーと対面します。

彼らのワクワク感を思うと、私たちまで胸が高鳴ります。そういえば、現在大学4年生の卒業生が夏休みを利用し挨拶に来てくれました。彼女は在学中・高校1年生の時に、このオーストラリア語学研修に参加しました。

今回母校を訪れたのは内定報告でしたが、曰く「このオーストラリア語学研修参加がきっかけでした。目指すは世界を飛び回るバイヤーです。」彼女の話では200名を超える入社希望者から、内定者は僅か9名。言葉を自在に操り、世界に通用する社会人になるという目標へ決意を新たにしていました。

一行は、経由地・香港を昨日22時過ぎ出発し、現地時間(日本とは1時間時差・南半球のため現在は冬)午前9時前にシドニー空港に到着します。

北に行くほど暑く、南に行くほど寒い。季節も真逆で、サンタクロースがサーフボードに乗ってやってくるオーストラリア。海外教育研修が始まりました。

イギリス研修

そして今年は、英語科・法村先生引率による、もう1つの海外研修が行われています。研修先国はイギリス・ロンドン大学とケンブリッジ大学です。

研修先でお世話になる大学の一つケンブリッジ大学。

同大学は13世紀初頭に、イギリス最古のオクスフォード大学やフランス・パリ大学(神学部は中世神学の最高権威)から移った教授・学生らによって設立されたケンブリッジ大学は、16世紀に始まった宗教改革の拠点になったことでも知られています。

21日(金曜)にヒースロー空港に到着。

23日よりケンブリッジ大学、26日にはロンドンに移動し学習しますが、なんとロンドンでは夏目漱石先生に触れ学習します。

夏目漱石がイギリス留学していた事は、あまりにも有名です。文部省派遣・第1回給費留学生として国を背負ってイギリスへ赴いた漱石先生。その修養や研究はイギリス文学だけにとどまらなかったのはご周知の通りです。

「日本を出てから見るもの全てに感動して感嘆符の連続でしたが、ロンドンの学生の皆さんと合流し、自己紹介や学校紹介、ゲームなどをして、皆少しずつ慣れてきました。」

トップに写真にあるように勉強ばかりではなく、ケンブリッジではパンティング(川下り)も楽しみました。

 

世界トップレベルの学校を経験できる機会。「グローバルな視野をもった人材育成を目的にした研修です。何事にもこの機会にどんどんチャレンジします。」

まずは目前の1つから丁寧に。

フラリと立ち寄ったお店でアイスクリームを英語で注文。

「ただわかったばかりで実地で応用せねば、全ての学問は徒労なり。」『愚見数測』ー夏目漱石著

漱石先生のこの言葉を海外研修で励んでいる皆さんにエールとして送ります。イギリス研修には海星からは、3名参加しています。

なお本日はノーベル賞受賞者・ジョン=ガードン教授(生物学者ケンブリッジ大学名誉教授・2012年ノーベル生理学・医学賞を日本・山中教授と同時受賞)よりレクチャーをいただきます。

※写真は、イギリス研修の様子。