三寒四温がまだ続いているのか、昨日、日中は10℃までしか気温があがらず少しだけ寒さを感じる一日でした。朝はあたたかく感じた雨も、夕方には冷たい雨に。うつろう日々の天候こそ、まさに春の象徴か。
この節気は「水温む(みずのるむ)」ことに喜びを感じる、とは古来から四方海に囲まれ山河から流れくる恵みの水に携わる日本の人です。現代で言えば、例えば私達家族の台所を預かっている人。
春が近づき、蛇口をひねるといつもより少しでも温かい水がでてくると、素直に嬉しい。その嬉しさを共有できる家族の喜びも春の嬉々です。今朝の気温は8℃。天気予報では今日の日中気温は上がりそうです。
中学校卒業証書授与式
今週土曜、明後日9日は、海星中学第72回卒業証書授与式です。昨日は中学三年生タイムテーブル確認を行いました。
高校3年生卒業から、間もなく一週間。今度は、中学3年生。巣立つ日が近づいてきました。
英国聖公会 会堂跡
昨日はその予行練習後、雨に誘われて学園内外を散策。
歴史の中にある東山手。今日はシリーズになっている『海星ぶらぶら』をご案内させていただきます。
昨日ブログでもご紹介させていただきましたが、学園内にはかつてイギリス領事館がありました。ちなみに現在グラバー園内にある『スチイル記念学校:校舎』も、もとは学園敷地内にありましたが、保存のため同園に1972(昭和47)年に移設されました。
※スチイル記念学校…様々な学校校舎として長崎の教育に貢献した学校校舎。
今日ご紹介させていただくのは、学園内でも意外と知られていない現在武道場がある場所についてです。
武道場は、活水女子大学と道を挟んでいる境界に建っています。
下記写真は夜景ですが、活水女子大学の歴史ある赤い屋根と本校の青い屋根は、東山手景観のアクセントになっている歴史とロマン、現在は世界三大夜景に数えられる『長崎夜景』に貢献する一つです。
さて、この海星武道場。
校舎側からではく活水女子大学側からアプローチしてみると、両校の間には居留地時代の面影を残す石畳があります。現在は自動車社会、この道を歩いている人の姿をほとんど見かけることはありません。
そのままこの石畳の階段をくだります。
くだりきるとオランダ坂に着きます。積み上がった石垣右側には海星学園武道場、左側は活水女子大学。
お気づきになられたでしょうか。
そう、ここに碑が鎮座しています。
碑文を読むと、こう刻まれています。
「1862(文久2)年、日本で最初に建てられた新教会堂として歴史的に有名な教会である。
文久元年東山手居留地設定計画書の中で、石橋から教会に至るゆるやかな坂道を造って完全舗装することを決定した。
日旺(にちよう)ごとに沢山の外国人が、この道を通り教会に行ったので、この坂道をオランダ坂と呼んだ。
(東山手9番に明治10年アンドレ神学校、東山手3番に明治12年、十人女学校が開校した)」
何と『オランダ坂』がそう呼ばれる由来が記されていました。
英国聖公会はプロテスタントの流れを組むキリスト教。その偉大な日本での第一歩を踏み出した教会が、ここにあったのです。
おそらく当時は多くの方々が通われ往来されたのでしょう。歴史とともに丸みを帯びた石畳の階段が、その信仰の深さを、異国で求めた心のよりどころを象徴しているかのようです。
歴史浪漫を感じずにはいられません。
また雨の中昨日目を惹きつけられたのは、オランダ坂や石畳横を流れる側溝。優しく雨水が流れていました。これも石を巧みに活用して造られた側溝、当時のままです。
場所によって、Vの字に石板をし工夫しているのは、水の流れを速くして木の葉などを流すため。
以前ブログでご紹介したノミの跡が残る側溝と同じく、明治時代の知恵と工夫を感じずにはいられません。当時この道をつくった人々の姿が見えてくるようです。
沢山の方々が、往来した学園周辺の道。
雨水にあたたかさを感じる頃、この道を中学3年生は、土曜日歩き巣立ちます。
※写真は、昨日の様子。
研修旅行 2日目
「史跡観光巡り」「スキー教室」ともに満喫しています。
※写真:下村洸先生・山本先生
第6回定期演奏会
◇場所 長崎市民会館 文化ホール
◇時間 3月21日(木曜・祝)13時00分開場:13時30分開演
第12回テコンドー全日本選手権大会 女子57kg級優勝 平林霞さん
◇スポ魂ながさき:ncc 放送予定
◇げなパネ:NBC 放送予定