マリア様の衣替え


昨日この季節に行われる「田植え」を記させていただきましたが、田植えがすむと米どころは水鏡を敷き詰めたようになります。田の水面に反射して見える青空が、梅雨時期の湿度を忘れさせてくれるほど爽やかです。

今朝の東山手。向こう岸に見える稲佐山には雲がかかっています。おそらく対岸だけではなく山々に家がある長崎市、今日は至る所で深い霧に包まれてる朝でしょう。そして足もとに見える長崎港。海は鏡のように穏やかで、その霧に包まれた稲佐山を綺麗に映しています。

ありのままを目前に映してくれる鏡は、ありのままの姿でありながら多くの事をその姿から私たちのに教えてくれます。

マリア様の衣替え

今日は月の初めての金曜日『初金』です。カトリックでは17世紀頃から、この初金にお祈りをしています。本校でも初金は宗教部長による宗教講話を実施しています。宗教講話後は、聖堂で信者生徒皆さんによるミサも実施されます。

本校にはマリア像が数体あります。中央館上から長崎港を見つめるマリア様、高校正門、修道院上グラウンドを見つめるマリア像、中学正門道、マリアン聖堂、海星修道院、中学校玄関…。

さて学校舎玄関でいつも私たちを見守ってくださるそのマリア様が、今週模様替えされました。中学校マリア様を担当したのは、3年1組如己委員の5名です。

その中の一人に話を聞くと、

「本当は5月にすべきでしたが、休校中で活動できませんでした。九州南部が梅雨に入ったのを機に後ろの布を薄い青色にしました。マリア様を綺麗にすることで、前よりももっとマリア様を大切に思えるようになりました。」

美しいものに接すると、自分が美しくなったような気持ちになるもの、それが『美』である。とは、夏目漱石が記した一文です。

カトリック教会では、5月を「聖母月」と呼びます。

春の訪れと共に自然界の実りをもっとも感じさせてくれる5月は、主の復活の喜びと希望に満ちた月でもあります。その5月をマリアに捧げ、「聖母月」として信心されてきました。

18世紀のイタリアで盛んとなり、マリア崇拝のために祈り続ける信心が伝統として今に残っています。今月に入り委員みんなでマリア様の衣替えができ、笑顔でホッと一息。

「己の如く隣人を愛せよ」という聖書の言葉から名付けられた如己委員会は、これからも学園のために活動していきます。

綺麗に衣替えしたマリア様。

生徒皆さんだけではなく、教職員や来校された方々もも足を止めて見入るスポットの一つになっています。

※写真は、中学校玄関マリア様。(中学担当)

6月5日

校長 武川 眞一郎

おはようございます。今朝の気温は20度 天気は晴れです。

「キキョウ」の花が咲いていました。薄ムラサキ色で茎のところは白っぽく見えるかわいらしい花です。この「キキョウ」は私にじゃがいもやスイカの育て方を教えてくれた方からいただいたものです。花が咲くころになるとその方の笑顔を思い出させてくれる特別な「花」です。そして梅雨を知らせる「花」でもあります。先週のこの欄で「来週は梅雨入りだろう」と推測・憶測を私なりにたてたのですが、「キキョウ」の花をみると「来週こそは梅雨入りでしょう」と性懲りもなく推測をしたくなります。

「ハイビスカス」も真っ赤な花を20輪ほど咲かせています。日差しが強い今朝の天気にマッチしています。今日も暑くなりそうだと思いながら校舎に入りました。

 

「新しい生活」を確立し感染症に対応できるように私達の日ごろの行いを点検し実践していかなけらばならないと痛感しています。

社会も頑張っています。君たちもご協力をお願いします。「私達は絶対、この困難を乗り越えられる」ことができると信じましょう。

次の「3つの密」を実践してください。
(1)人の集まるところへの外出はしないでください。(密集)
(2)閉ざされた空間では換気を十分に行いましょう。(密閉)
(3)人との接触を避け、一定の距離を保って話しましょう(密接)

 

(30秒手洗い)

指と指の間、爪先、手首を丁寧に石鹸で洗ってください。手をハンカチ等

で拭いたあとアルコール消毒液を使用しましょう。