8月3日
校長 武川 眞一郎
梅雨明け後3日経ちました。
昨日の日曜は夏らしく日中は30度を超える暑い日でしたが、今日はくもり空です。熱中症・感染症へのそれぞれへの対策を怠りなくこの夏を過ごしましょう。
「長崎の歌」(パウロ・グリーン著)を読み続けています。病臥生活になった永井隆博士に愛娘の茅野さんが飛び乗ってきます。寝ているふりをしている博士の耳元で茅野さんが「ああ、おとうさんのにおい・・・」と話されます。博士は次のように愛娘の将来を憂うのです。
「白血病といえば、なんだか真っ白い血が冷たく流れているような気がするが、私の血管の中に久しぶりに熱いものが流れ始めた。・・・私の体がとうとうこの世から消えた日、この子は墓から帰ってきて、この部屋のどこに座り・・・・私の布団を押し入れから引き出し、まだ残っている父のにおいに顔をうずめ・・・・泣きじゃくりながら、いつしか父と母とともに遊ぶ夢のわが家に帰りゆくのだろうか・・。」
私自身、子を持つ親、特に父親として我が子に対する愛情を感じます。私は茅野さんに「あなたは素晴らしいお父さんをお持ちですね」と声をかけたくなりました。そして、自分はどのような父親なのだろうとしばらく考え込んでしまいました。
COVID‐19が身近に感じるようになりました。「周りが配慮してくれない」ではなく、一人ひとりが感染予防策を講じなければならないと痛切に感じています。
以前紹介しました。「ウイルスはペンキ塗りたて」と考えると手洗いもマスクも当然だとおもえるのですが皆さんどう思われるでしょうか。
https://m.facebook.com/notes/早川-眞鍋-葉子/コロナ感染から身を守る方法/3011143708928439/
私達が常に意識しておかなければならないのは、予防策だけではなく感染した方々への思いやりもわすれてはなりません。感染者・濃厚接触者、医療従事者やそのご家族が、いわれのない誹謗中傷、差別的な対応を受けないように配慮することです、報道等でそのようなニュースを耳にするにつけ、悲しみと憤りを禁じえません。感染症はいつ誰(私、あなた)にも感染の可能性があります。わたしたちはつらく苦しい立場に立たされた方に寄り添う心を決して忘れたくはありません。
【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」
https://www.youtube.com/watch?v=rbNuikVDrN4 をご覧ください。
社会も頑張っています。みなさんもご協力をお願いします。「私達は絶対、この困難を乗り越えられる」ことができると信じましょう。
次の「3つの密」を実践してください。
(1)人の集まるところへの外出はしないでください。(密集)
(2)閉ざされた空間では換気を十分に行いましょう。(密閉)
(3)人との接触を避け、一定の距離を保って話しましょう(密接)
※家族以外との会食は避けましょう。
(30秒手洗い)
指と指の間、爪先、手首を丁寧に石鹸で洗ってください。手をハンカチ等で拭いたあとアルコール消毒液を使用しましょう。
※登校後ただちに手洗い
※食事の前後に手洗い
※トイレの後に手洗い
※掃除の後に手洗い
※帰宅後手洗い
8月行事予定表
行事予定は変更になる場合もあります。配信されるメールメイト等をお手数ですが随時ご確認ください。