ゴーッと、時折強い風に見舞われている今朝の気温は4℃。
明日からは節気『雨水』ですが、雪国ではこの頃『雪代』という奔流を伴う雪解け水が川や海を濁らせます。その濁った様を『雪濁』といいますが、長崎でこの風、この気温。雪国の厳しさが容易に想像できます。
早春の温かな雨が降り注ぎ、大地が潤い目覚めるまであと少し。
来週高校では、入学一次試験・大学前期試験、そして来週金曜日は卒業式予行練習。先輩方の後姿を見ながら春を迎えます。
海星高校一次入試
■出 願 2月12日(金曜)ー19日(金曜)
■試験日 2月25日(木曜)
大飛躍!英語部15/900
「子どもが読みやすいように、なるべく平仮名で書いたり、子ども喋り風に書いたりして、翻訳を工夫しました。」
こう話し、笑顔でガッツポーズを取っているのは英語部員の高校2年生二人。
神戸女学院大学・第11回絵本翻訳コンクールで最終選考まで残る快挙。このコンクールは、日本全国152校・計930作品もの応募があり、最終選考まで残った作品はわずか15。そのうち九州からは本校1作品のみです。
「翻訳に苦労した点は、お母さんの呼び名や、最後の部分をどのように翻訳して伝えるかと言う点に苦労しました。」と、満面の笑みで質問に答えてくれた英語部の二人。
「絵本翻訳を通じて学んだことは、小さい子どもに分かってもらえるようにするには、どういう風に翻訳すればいいか、どのような口調で翻訳すればいいか、終始子ども達側に立って言葉探しをして言葉を単純に翻訳するのではなく、伝えることに着眼できたことです。」
英語部顧問・法村先生は「最終選考まで残ったことは、英語部活動を始めて5年目の快挙です。正確さだけでなく自分たちらしさ溢れる表現を大切にした結果は、本当に誇らしくて喜ばしい限りです。」と、手放しに二人の活躍を称えました。
アレックス先生、ジェイミー先生もニッコリ。
「また、この活動にともに取り組んだ中学生を含む全部員達や、種をまき育ててきた卒業生、上級生の皆さんのおかげです。彼らも先輩、後輩の取り組みがモチベーションと言っています。今後の活動に、この結果を繋げて欲しいです。」と、喜びを皆で分かち合いました。
※写真は英語部。