命の講話


 

今朝は教室の窓から実に美しい女神大橋が見えます。青い空に青い海が、その美しさを一層際立たせてくれています。

通学路、目につくこれからの花はチューリップ。日本では新潟県や富山県でその栽培が盛んですが、本校生物部がお世話をしているオランダ坂チューリップも、まもなく見ごろを迎える事でしょう。

 

お天気に恵まれた今日からは、中学・高校体育祭予行練習。明日は中学体育祭、金曜日は高校体育祭です。その様子をいち早くご覧になりたい方は、

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命の講話

昨日学園では講師に九州教具株式会社 船橋社長をお迎えし『命の講話』を聴講いたしました。講師の先生におかれましては、大変多忙な中、貴重なお時間を作っていただきありがとうございました。

 

zoomによる講義で、全校生徒が聴講いたしました。

 

「私どもの会社は、国籍、年齢など多様性に富んだ価値観や考え方があります。」

 

自らの経験をユーモアを交えて講演いただきながら、私たちは多くの問いかけと答えをいただきました。

 

中学時代のお話、学生時代の三者面談のお話、留学経験のお話、友人の言葉に困惑した話。

 

講演後、進路指導室に来ていた生徒会の皆さんに感想を聞くと、

「講師の先生が話をされていた将来を見据え働いていた頃に経験された『様々な価値観を認めることの大切さ』のお話は、具体的な将来を考える時期が迫っている私たち高校3年生には、強く印象に残りました。」と、教えてくれました。

 

「人生嬉しくて楽しい経験ばかりではない。しかし、そのような苦い経験がなければ私は奮起することはなかったかもしれません。そう、今の私はなかったかもしれないのです。」

 

 

現在も社長でありながら、経営しているホテルでルームメイキングをされ「70歳の女性が6時間で18室を完璧に終える仕事を、私は6部屋しか終えることができない。仕事は教わることばかりです。」と、素直に謙虚にお話をいただきました。さらに

 

「外国人の社員に将来の夢を聞くとなかなか教えてくれなかった。尋ねていくと『将来は母国に帰って水族館をつくりたい。』海きららを訪問したことがきっかけで持った夢でした。」

 

「しかしその夢をかなえるためには将来私どもの会社を退職することを意味していたので、将来の夢を最初は語ってくれなかったのです。これを聞き船橋社長は感動され『私も応援する。』と、「彼の夢は会社の夢になりました。」と、語ってくれました。

 

成功体験ばかりでなく、自らの経験を丸裸にして言葉で私たちに伝えてくれる講話に、生徒の皆さんは引き込まれている様子でした。

 

会場で聴講した馬場先生は「事実のみをベースとする『事実前提』の人生と、ありたい姿・ビジョンを持つ『価値前提』の人生についてのお話に感激しました。」とし、続けて

 

「今すぐ大きなものを描く必要はないが、自分の理想を描いて価値前提の人生を送って欲しいとというお話は、生徒の皆さんのみならず私にも大きく大きく響き感激したお話でした。」

 

そして「過去に起こったことは変えられないが、未来の出来事によって過去の出来事の捉え方は変えられますね。」と、先生もクラスの皆さんとともに聴講を終えました。

 

私たちは、長崎県を代表する企業社長様による貴重な講演をいただきました。

 

※写真は、講話の様子。