春の朝は青空だと期待感がいつも以上に増していきます。明日を頼りにして今日を失わず、今日できることは心を込めてしっかり一緒に取り組んでいきましょう。
現在本校は春期課外中です。学期中同様、生徒諸君は登校し学習に、クラブ活動に取り組んでいます。また新三年生は春期学習合宿中です。昨日午後には遠征から戻ったサッカー部諸君と出会いました。春期長期休暇中それぞれの場所で新しい自分に出会うための時間を学園生徒諸君は過ごしています。
先週末、本校吹奏楽部はミニコンサートを行いました。学校行事や各クラブ活動応援で活躍している吹奏楽部が、OB・OGの皆さんも駆けつけて行った今回のミニコンサートテーマは 『感謝』 。
歴史豊かな本校が位置する東山手。今回の演奏場所は海星学園から徒歩約10分、『旧香港上海銀行長崎支店・多目的ホール』での演奏です。
吹奏楽部諸君の手によって、多目的ホールがコンサート会場へと整備されていきます。
「音楽活動を通じて、演奏する楽しさ・鑑賞していただく喜びだけにとどまらず、多くの事を部員諸君には学んで欲しいと思っています。仲間や多くの方々に支えられて自分がやりたいこと・目指すことは自分の意志とともに実現されます。そしてそこには感謝の気持ちが芽生えてきます。」
顧問の下村先生・松木先生が常々みんなと一緒に意識して取り組んでいます。
演奏会当日は生憎の雨でしたが、楽器を大切に運搬し、到着後すぐに会場設営。そしてリハーサル。ホール規模に合わせての演奏音量確認も入念に行っていました。自分たちがやりたいことは、大好きな楽器で自分を表現するということ。しかしそれをするためには、仲間のみならず観客の皆様や多くの方々への感謝の気持ちが大切で、その気持ちが彼らの体を動かしています。『少しでもしっかりと自分達を表現したい。』
偉大な音楽家ブラームスのお母さんはブラームスにあてて次のような言葉を残しています。
「自分のためばかりに生きて人のために生きていない人は、人生の半分も生きていないのですよ。」
感謝をテーマにした演奏会が始まりました。言葉で伝えきれないことは音で表現し、音で伝えることができない部分は言葉で・・・。 『表現の海』 を皆で航海。
歴史的建造物の空間に、一途な思いが音となって響き渡った時間。ミニコンサート開催にあたりご協力いただいた全ての皆様に思いを込めての演奏でした。