芽吹きの力、この春に


今朝の日の出時刻は5時50分。

ここ一週間、窓の外から差し込む陽の光は日ごとに明るさを増しながらも、空気はまだ冷たく、春と冬が行き交う日々が続いています。

 

芽吹きの力、この春に

春休みから続く熱量が、4月の校舎に脈々と流れ込んでいます。



団旗(色別幟)を手づくりする姿。

春休み期間を利用して「幟班」が始動した3月下旬の様子。部活動を終えた生徒も手伝えるところから下書きへ参加。

 

4月に行われる体育祭。合同体育練習初日を終えたお昼時間の様子を見に行きました。

心地よい疲労感と達成感を胸に、食堂で笑顔を見せる生徒たち。

 

「食べ応えあるボリューム感満載!」と一人の生徒に声を掛けたら…

「始まりましたね。冷や寒いんですけど、応援練習で身体を動かすので、めっちゃお腹空きますね。あったかうどんで〆ます!」とにっこり。

 

野球部は仲良く揃っていただきます、のあと、📷パチリ。伝統的〝海星ランチ〟はソースをかけたカツを食べた後、ふりかけご飯🍚をかっこむ手順が、おススメの食べ方なんですって。

 

にぎやかな声を背に外に出ると

寒暖差の激しい風に吹かれながらも、食堂脇にはツツジの蕾が春の訪れを告げていました。

 

そのまま、中央館エントランスまでたどると…ちょうど、シクラメンがアンスリウムへ季節のバトンを渡していました。

観葉植物の葉も手入れされ、生き生きとした緑が映えます。

そのまま、中央館エントランスロビーから外に出ると、…

卒業生からの贈り物──人工芝のグラウンドには製氷機が新たに設置されていました。

 

 

77回生からの同窓会記念品です。

春季戦も近づき、また高総体に向けても、これから部活動の生徒は連日の猛暑の中、練習に励んでいきます。

応急処置のためのアイシング用・熱中症対策やケガ等の応急処置に活用させていただきます。

77回生同窓会のみなさまに感謝申し上げます。

 

さて、休日も部活動練習に励む生徒を目にすることがあります。

 

受験を控える生徒たちは、休日の午前中を自学にあて、自らの未来を耕しています。午後の練習までを有効活用する姿、文武両道頑張ってほしいですね。

 

 

月曜・金曜を担当している広報担当の先生とHPの記事の取材で話題になった「桜」の話。

―オランダ坂から見上げた桜や、国道沿いの景色に目を向ければ、遠く山奥に咲く桜がふと目に入ります。淡く、白く、雨に打たれて消えたと思われたその花は、なお静かに咲いていましたね―

その話題をしながら思い出された、和歌がありました。

某新聞で紹介された一首です。

 

「見む人のためにはあらで奥山におのが誠を咲く桜かな」

人の目に触れずとも、ただ誠を尽くして咲く桜のように。誰に見せるでもなく、自らの場所で真っすぐに咲こうとするその姿は、生徒たちにも重なります。

 

令和6年度から令和7年度へ。

節目のときを越えて、ひとつひとつの風景が、ひとつひとつの挑戦が、

この学校の〝今〟をつくり、〝次〟へと芽吹いていく。

 

動き続ける日常に、確かなエネルギーあり。

それが、わたしたち海星高校の力です。

体育祭本番ではさらに大きな花を咲かせます!

どうぞご期待ください。

 

※写真は年度変わり目の様子